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悠冴紀

海遊館(後半)


Hi! 皆様。

今回は予告通り、海遊館の来館日記、後半です。 ※前半はこちら⇒ 海遊館~前半

ネムリブカ(メジロザメ科)

後半はまたまたサメ尽くしな内容ですよ♪ 私の目線でカメラを持つと、他にどんな生き物がいても、ついつい鮫に ばかり注意が向いてしまうので、そのあたりはご了承ください A^_^;) m(_ _)m 早速ですが、上の画像▲はネムリブカという小型のサメです。 撮影しやすいようポーズを取ってくれているみたいで、可愛いっしょ? 笑 この子たちは夜行性なので、 昼間に見に行くと大抵 底の方でゆるゆると休んでいます。 外洋性の大型鮫の多くは、他の回遊魚と同様エラから絶えず酸素を送り込んでいないと窒息してしまうため(&サメは浮袋がないから、泳ぎ続けていないと沈んでしまうという問題もある:汗)、止まるに止まれないという過酷な運命を背負っているのですが、このネムリブカやドチザメなどは、止まっていても噴水孔から酸素を取り込めるので、こうした省エネ休憩が可能なんです(^^♪(← 💡 止まれないタイプの鮫たちの中にも噴水孔を持つ種はいますが、小さすぎて呼吸を助けるには不十分だったり、必要がないため退化して、すでに僅かな痕跡を残すのみだったりします。) ちなみにネムリブカは、夜になると、眠りについたり動きが鈍ったりしている小魚や甲殻類を狙って、珊瑚や岩の間に頭を突っ込んで捕食し始めるので、狭~い隙間にも入り込めるよう平たい頭をしているのが特徴です。目はなんとなく、猫っぽい感じ。あとは、背びれや尾びれの先端が白いことでも見分けられます。

ジャイアント・シャベルノーズレイ

皆様、上の写真の▲モンスターみたいな厳つい生物は、何だと思いますか?(@_@) これはサメの一種……ではなくて、実はホシエイの一種です。 ジャイアント・シャベルノーズレイと言うのだそうな。 一瞬サメかと思ったんですが。。。A^_^; ゴツイっすね 💦 では、下の画像▼は一体何だかわかりますか?

オナガザメの尾鰭

左下に小さく写真が載っているんですが、 これは尾長鮫の一種であるニタリという鮫の尾びれ。 実はこのニタリ、私が死ぬまでに一度は生きた姿を観てみたい夢の鮫なんです!! だけど、ちょん切れたヒレだけの展示なんて、痛々しすぎる!! 叶うならば、美しい全体標本が観たかった~!!(≧▽≦) ……って、全体標本もそれはそれで痛々しいかw A^_^; やっぱり生きて泳いでいる姿を観たいですよねー。 この標本は『ヒレの秘密』という企画展で展示されていたのですが、 ご覧の通り、「これ、本当に鮫のヒレ!?」と言いたくなるような、すごい長さです。尾長鮫という名前の通り、尾が身体の半分ほどを占めるこの種の鮫たちは、なんとヒレを鞭の代わりにして、他の魚をバシッ!とはたき、失神させたり傷ついて弱らせたりして捕食するという 珍しいハンターです。なので、釣り上げられるときには、尾びれにグサッ!と釣り針が刺さった状態で後ろ向きに釣れるのだとかA^_^; その姿、ちょっと哀れかも。。。😢 鮫好きの私が憧れの鮫ナンバー1に挙げる そのニタリちゃんの姿も、 この機会に是非 動画でご覧ください!! 百聞は一見に如かず!!▼ (注:この動画はYoutubeで見つけてきたもので、私の撮影したものではありませんが )

いかがですか~? なかなかの美魚だと思いませんか? スラッと長いしなやかな体つき、愛くるしい大きな目、洗練された優雅な泳ぎ。 シルエットを見ているだけでも、異質感満点で美しい!! 💖 ✨ でもこの尾長鮫たちも、意外と分類上はホホジロやシロワニなどと同じネズミザメ目の鮫なんですよ?(◎_◎;) なのでやっぱり、産まれる前に母親のお腹の中で共食いをして、最強の個体だけが生きてこの世に誕生できる、という点も同じ。見た目に寄らぬ凄まじい生態です、ハイ(^^;) ちなみに、ニタリという名前、何か違和感のある変な名前だな~と思いませんか? 私も「なんだこの和名は!? もしかして、ダイバーさんたちが出くわしたとき、思わずニタリと笑みを浮かべてしまう人気の美魚だから?? それとも、発見者がニタリさんという珍名の持ち主だったとか???」なんて、あれこれアホな妄想をしていたんですが、全然違いました(;一_一) ちゃんと調べてみたら、その名は、同じオナガザメ科のマオナガザメによく似ているので、『似魚鮫』と書いてニタリと読ませたのが由来なのだとか(^^; う~ん、こんなに美形の鮫なんだから、 もうちょっと味のある名前にしてほしかったなぁw 笑

「ホネの秘密」企画展

ところで、上の画像▲は、 『ヒレの秘密』と同時開催されていた『ホネの秘密』という企画展の展示物です。

残念ながら、どちらも常設展ではなく、期間限定のようですが。 変わって下の写真▼をご覧ください。 これはサメとエイのタッチプールで撮影したもの。 もちろんエイではなく、鮫は鮫なんですが、 一体何ザメだか皆さんはわかりますか??

イヌザメ

これ、実はイヌザメなんです! そう、以前 スマスイ来園日記 でご紹介したシマシマ模様の稚魚が、 成長するとこんな姿になるんですよ!? \(◎o◎)/ 大きくなるにつれ縞模様が消えてグレーになる、というところまでは知っていたけど、こんなに白っぽくなるとは思っていなかったので、私は最初イヌザメだとはわかりませんでした。写真つきの説明書きを見て「ああ、これイヌザメ!?」とビックリ! てっきりエイラクブカのような、もっとはっきりとしたグレーなのかと思っていました(@_@) うーん、 わからんものですねーw 稚魚と成魚とで、こうまで姿が異なるとは! 私の鮫知識もまだまだだなぁwと、己の無知を自覚させられつつ、 撫でくり回してきましたよ、もちろん(笑)

イヌザメの赤ちゃん

感触? ドチザメと似た感じのザラッとしたサメ肌でしたよ。ただ、一緒に泳いでいたエイの方は、思い切り食用魚の感触というか、私の苦手なヌルッ!とした感触で、サメとの違いに驚きました(◎_◎;) エイとサメの生態は似たところが多く、分類の難しい種もあるくらいだから、手触りもそう大きく変わらないのではないか…と想像していたんですが、これまた予想が大きく外れて、「結局触ればどっちだかすぐに区別できるのでは?」な~んて、素人な発想で思ってしまった私ですσ(^ ^; 個人的には、やっぱりサメ肌の方が淡白で好きですね♪ 水の中にいるのにドライな感じがするというか、 尖った歯に似た硬いウロコをいっぱいつけて、鎧のように身を固めながら、 「ベタベタ触ってんじゃねー 💢 」とでも言うように、 ぬめり気がなく人を寄せ付けない感触が、キャラにぴったりで天晴れです(笑)! ……とか言いつつ、須磨で友人がドチザメを触ったとき、「思ったほどザラザラじゃない! フカフカ~♪(←注:鱶の洒落ではないA^_^;)」と、まるで縫いぐるみのように表現したのが印象的で、ますます撫でくり回したくなりましたが(笑) 愛着が倍増しました (⋈◍>◡<◍)。✧♡ 💡 ではここで一つ、そのタッチプールの模様を動画でご覧いただきましょう! あ、でも撮ってきたのは話題のイヌザメではなく、ここのタッチプールで 私が一番触りたかった鮫、トラフザメの姿なんですが…m(_ _)m 「触りたかった」── そう。実はこの子だけ触れなかったんです (´;ω;`)ウゥゥ イヌザメよりも更に体色の薄い、まるでアルビノ種のように白い神秘的なトラフザメ。 「ここまで白いのは珍しい!! しかも他は全部イヌザメかトラザメで、トラフは一匹だけ? 是が非でもタッチせねば!」という思いで、身を乗り出して待ち構えていた私ですが、近くに寄ってくるのは、人間をからかうようにビチャビチャと水をかけてくる迷惑な巨大エイばかり(汗) 「ちょっとあんた! 面積広くて邪魔になりすぎ! しかも水をかけるなっ!」と、内心エイに向けてブーイングしながらも、目当てのトラフザメはプールの中央を泳いでいて手が届かない(泣) 近くに来たとしても目立って泳ぎが速く、触る手が全然追いつきませんでした(>_<) とうとうタッチできなかった幻の美魚、 ……というわけで、とにかく動画にだけは収めてきたのです。 執念ですよ、執念(笑) でもやはり、動きが速い上にプールと同じ白い体色。かなり見えにくいです m(_ _)m それでもせっかくなので、UPしておきますね▼ (※トラフザメの部分は短すぎるので、後半にカマイルカの動画をくっつけてしまっています。 中途半端な仕上がりで、すみません m(_ _)m)

さてさて、 ここいらでいよいよ海遊館の主役、ジンベイザメに登場してもらいましょうか♪ あ、皆さん、もしかして待ちかねてました? A^_^; 海遊館と言えば、やはりジンベイザメ。。。 つい今年の8月半ばに入ってきたばかりのメスの若いジンベイです▼

海遊館のジンベイザメ

こうして水族館という場で間近に観られるのはありがたいことだけど、 環境の変化に敏感で、水槽に閉じ込められると寿命を縮めてしまう繊細な生き物なのかもしれない、と思うと、ちょっと可愛そうな気もしますねw 目の前のこの游ちゃんも、そう言われれば少し寂しそ~に出口を求めて彷徨っているような印象がありました ( ノД`)シクシク…

▲上の動画は、昼間の大水槽の様子。 ということは、そうです。夜のバージョンもあるんです。 殆どの水族館が、特別なイベントのときでもない限り17時閉館なのに対し、 海遊館は普段から20時まで営業していて、18時頃からナイトモードの少し暗い照明に変わります。これまではどの水族館でも時間切れアウトになり、すべてを見尽くせないままに終わってしまっていた私ですが、ここ海遊館では思ったよりも早く一回りできたので、再入場して夜間の様子も見てきました。 夜型人間の私には大助かりですねー、常時こういう遅い時間まで営業してくれる 水族館というのは♪ ←え? その前に、早寝早起きしなさいって?(笑) ▼夜間の動画

この手の動画では、ついつい目線がハンマーヘッドやジンベイなどの大物にばかり向いてしまいますが、昼夜を問わずアジか何かの小型の魚にまとわりつかれ、追い回されている迷惑顔のネムリブカも、何げに存在感あって可愛いですね(笑) あ、そう言えば、 この大水槽でちょっと気になったのは、無駄なく絞れた流線型の体付きが大きな魅力の一つであるはずの鮫たちが、えらくデブデブに太っていた点です Σ(゚Д゚) ツマグロやエイラクブカ、ネムリブカあたりの小型種は、他の水族館と同様スリムなのですが、ここの親ハンマーとナースシャーク!! 「一体どんだけ餌をやりすぎたら 鮫がこんな姿になるんですかっ!?(◎_◎;)」と、ツッコミ入れたくなりましたよw これは立派な肥満の域でしょう!(笑) 証拠写真▼

ほらね? 皮がはち切れそうなほどパンパンに身が詰まって、デッッップリ!!(爆) ピッグ・ハンマー(右↑)にピッグ・ナースシャーク(左↑)と呼ばせていただきます! A^_^; 飼育員さんたち、 鮫たちの健康のために、少しダイエットさせた方がよろしいのでは? 笑 それはそうと、海遊館はショップ充実度が抜群に高くて、鮫グッズも驚くほど揃っていましたよ!!! おかげで私は、ショップだけで1時間近くも入り浸っていました(^_^;) 言うまでもなく、鮫グッズを片端から探し漁っていたんです(笑) うちのグッズが一気に増えて、帰宅後の楽しみは過去最高でした! 🙆 🎁 🙌 そんなこんなで、 遅い時間からスタートした割に、存分に満喫できた冴紀でした~♫


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