小説「JADE~表象のかなたに~」悠冴紀著

2016年刊行の国際派サスペンス小説『JADE~表象のかなたに~』の案内ページです。

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注:本書は2016年1月に株式会社文芸社から文庫本サイズで刊行され、全国流通しておりましたが、その後単行本サイズで上下巻に分冊し、現在はAmazonでのみ販売しております

内容紹介

その男には『顔』がない ──

十数年前に、ある特殊な依頼のためにドイツ連邦情報局(BND)に引き入れられ、幾つもの名前と言語を使い分けてきた『国なき男』J。逃れられない闇を背負い、誰も真には寄せ付けずに生きてきた彼のもとへ、あるとき日本でカルト教団と戦っていた頃のパートナー、憲玲(ケンレイ)が現れる。裏社会からすっかり足を洗い、別人のように改心した今の彼女は、教育課への転向を望みながらも未だ当局の縛りから抜け切れずにいるJの目には、一足先に第二の人生に踏み出した道標のようだった。

「──人間性に目覚めるのが、少しばかり遅すぎた。
 さながら兵士の末路さ」
「どんな組織も枠組みも、行き着く果ては皆同じ。
 明日の平穏を脅かす、治世の奸賊なのさ」

「あなたの視点がすでにある、あらゆる枠組みの外側で、自分なりの価値を再構築するの。破壊者時代の自分とは全く異なるカラーで、続く道を彩って。それが本当の意味での乱世の終結、第二の人生に向けての第一歩ってものなんじゃない?」

再会の経緯に謎を残しつつも、日常を共にし始めた二人は、やがて深く愛し合うようになるのだが……。

「私は知っているんだよ、あのことを」

 背後で息を吹き返した、拭い去れない過去。

 次第に暴かれていく軌跡と驚愕の真実。

黒い歴史を刻んだベルリンの街で、一発の銃弾が束の間の平穏を切り裂き、かつてのハンターが、狩られる側に。

 二人に執拗に付きまとうスナイパーと黒幕の正体は?
 そして姿なき刺客に追い詰められていく二人の行く末は──?

手に汗握る社会派ダーク・ミステリー『PHASE』から三年

抒情的なヨーロッパの街並みを背景に展開する

珠玉のノワール

 

(※この作品は、2012年刊行の小説『PHASE(フェーズ)』で人気を博した登場人物たちの一部を活かしたスピンオフ作品です。本作の後日談的なストーリーで構成された『翡翠の神話(ミュートス)』や『それぞれのパンデミック~そのとき彼等は……』などとあわせて、「PHASEシリーズ」と呼んでいますが、物語の本筋はそれぞれに完結しているので、読み切り型の作品として単体でお読みいただいても問題ありません。ただし2作目以降には、前作までのネタバレに当たる描写がいくらか含まれています。そこは本シリーズが初めての読者に対する配慮ですので、ご了承の上お楽しみください)

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