小説「翡翠の神話(ミュートス)」悠冴紀著

2012年刊行の社会派ミステリー小説『PHASE(フェーズ)』を本編とするシリーズ第3弾『翡翠の神話(ミュートス)』の内容紹介ページです。

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 内容紹介 

高め合う関係の果てに行きつく究極の成就とは何か?

愛と喪失、死と再生。

偽装にまみれた血生臭い日々の中で 真実の相手を見出し、

独り取り残されてしまった元ドイツ諜報員、Jはあれから──?

「憲玲の声が聞こえるんだ。

 事あるごとに、今も尚──」

約半年前のある出来事で、物言わぬ存在となってしまった植物状態のパートナー、憲玲(ケンレイ)の抜け殻を、古城のような外観を持つベルリン郊外の屋敷で護り、終始寄り添い、語り掛けながら、決して手放すことなく歩み続けてきたJ。そんな彼のもとに、あるとき彼女の姉を名乗る、瓜二つの外見を持つ謎の中国人女性が現れるのだが……。

「今回は相手が悪い。必ずこの手で息の根を止めてやる!」

「俺の首が欲しいなら、くれてやるさ。ひょっとすると俺は、こういう機会を待っていたのかもしれない」

雷鳴と共に覚醒した眠れる凶器。
似た者同士の哀しき選択……。


切なくも美しく、神話の一場面のような恍惚とした描写で再始動した物語は、やがて予想だにしなかった皮肉な様相を帯びていき、敵ならぬ者が牙を剥くまさかの展開に──。

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※本作は、『PHASE』で人気を博した登場人物たちが、ヨーロッパを舞台に活躍するスピンオフ『JADE~表象のかなたに~』に続く後日談的なストーリーですが、前作までの内容を全く知らなくても理解できるよう仕上げてありますので、本シリーズが初めての方にも問題なくお楽しみいただけます。

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