昨日、相方とアイリッシュ・ハープのコンサートに行ってきました♪ 今更ながら、6月に約束していたベルギービール・ウィークエンドに一緒に行けなかった埋め合わせとして、アイリッシュ文学かぶれの相方が誘ってくれたのです。


ちなみに、上のチラシ 👆 に印刷されている絵は、このほど発売されたCDのジャケットでもあるんですが、なんと奏者の奥さんが描いたイラストなのだとか。夫婦でそれぞれの特技を活かしてこんな風に一つの作品を仕上げられたら楽しいでしょうねぇ☆彡 私は、絵の得意な姉の作品に、言葉専門の私がタイトルを付けてあげた、ということなら学生時代に何度かありましたが、手先の不器用な芸術オンチの相方とは、そんなことは間違ってもできませんw (※my相方は身も心も永遠の軍人タイプなのです A^_^;) 詩や文学には通じているけれど、絵画や音楽に興味を向けるのは、あくまで背後に自分好みの闘いの歴史や文学の絡みが窺えるときのみ。五感で入り込むタイプではないのです。なので昨日も、自分で誘っておきながら公演中に何度も頭がガクッとなり、私が横からツンツン突いて頻りに起こしていました(恥) 「最前列のド真ん中に陣取っていながら、アーティストに失礼ではないかっ! 💢 」と内心相方を叱りつけていた私です、ハイ (;一_一))

▲これは開演前の画像。相方が「アーティストには肖像権があるから写真は撮るな」と堅苦しいことを言うので、楽器や建物だけの無人の写真しか撮れませんでしたm(__)m ところで、手前にあるハープ、どこかで見たような気がしませんか? そう、アイルランドを代表するあの黒ビール、ギネスのロゴです!! 奥にあるビニル弦を張ったネオ・アイリッシュ・ハープの方が、絵柄が凝っていて物珍しい印象があるので(←骨董品っぽい美しさです!)、公演のあとで皆が間近に寄ってしげしげと眺めていましたが、見た目にシンプルな手前のハープ(金属弦のハープ)の方が、ずっと歴史の古い本来のアイリッシュ・ハープなのだとか。



いつもは夜しか目が開いていない夜行性の私 σ(^_^;) が、健全な明るい時間帯に(曇り空でしたが:汗)聴く優しいハープの音色は、木の葉のささめきのように静かに会場を漂い、奏者がその指の動きを止めて尚、名残惜しげに続く繊細な余韻で癒してくれました。 そして心地よいひと時を堪能したあとは・・・、お察しの通り(?)、市内でアイリッシュ・パブに立ち寄ってギネスを一杯いただきました 🍺 あのハープの音色には、オーガニック系のカフェにでも行ってティーを飲む方が雰囲気に合ったのだろうけど、公演中に「このハープはギネスのトレード・マークにも使用されていて・・・」とかいう話が奏者の寺本さんの口から出た時点から、「よっしゃ~! 今日は公演のあと、ギネスに決まりだな!」という気になってしまっていたもので・・・A^_^;) その点は旦那も同じだったらしく、私が「飲みに行く?」と言うまでもなく、公演後アイリッシュ・パブに直行していました 🚀

💡 余談ですが、今回は私にとって、一つ無視しきれない驚きの偶然がありました。それはこのコンサートの会場となったホールの名前です! チラシ 👉 をよく見てください。 「紫明会館」と書いてあります。 これは私の作品「PHASE」を読んだことのある人でないと気付かないことですが、実はPHASEに登場してくるあるカルト教団の教祖の名前が、紫明という名なのです!! なるべく実在の人物名とは重ならないよう、聞かない名前をつけたつもりだったのですが、まさか自分が約8年間暮らしたことのある京都の一角に、「紫明通り」なんていう通りがあり、同名の会館まで存在したとは、ビックリです! まあ、本のタイトルにしても人物名にしても、世の中にこれだけ大勢の人がいて、知っても知り尽くすことのできない歴史を山と踏まえているこの世界で、絶対にどこにも存在しない名前をつけることの方が難しいものなので、どこかに同じ名前が存在したとしても、それ自体はさして不思議ではないのですが、つい昨年出版した自作品の登場人物と同じ名がついた場所に、うまい具合にちょうど自分が訪れることになろうとは、すごい巡り合わせだなと思いました。初めて行く場所だというのに、それだけで何やら妙~に意識して眺め回し、写真に撮りまくってしまいました A^_^;)



この紫明会館は昭和7年築の年代物で、スパニッシュ様式の珍しい建物です。チラシに「京都市の市民が残したいと思う『京都を彩る建物や庭園』に選ばれている」と書いてあります。少し前までは教育大学の同窓会とかに使用されていたようですね。実際、中は味のある古めかしい校舎の一部、という印象です。コンサート・ホールとなった部屋から外を見回すと、すぐ傍にグラウンドも見えます。 こういうレトロな建物、私は好きだなぁ♪ 階段がギシギシと軋むのがちょいと不安な点で、底が抜けないよう、「階段は静かにゆっくりと登りましょう」みたいな注意書きもありましたがA^_^;)、神戸でいうところの異人館みたいな外観で、何やら冒険心をくすぐられます♪
それはそうと、最後にUPしたこの上の画像▲は何かと言いますと、
ご覧の通り、愛らし~い京都の和菓子・・・・・・ではなくって 💦、実はウサギ饅頭を模した形の練り香水なんです。ギネスを飲んだあと、ぶらぶらと新京極あたりを歩いていたとき、「いかにも!」ってな感じの観光客向けのお土産がズラリと並んでいるお店(←地元の人は決して入らないような、新撰組Tシャツとか金閣寺柄の手鏡とかが売っているお店です A^_^;))の中で、たまたま目に留まり匂いを嗅いでみたら、私の好きな金木犀の香りがほんのりと薫ってくるではありませんか♪ 見た目の愛らしさも手伝って、思わず一つ買ってしまいました 🎁
これからの季節にちょうどいいイヤミのない香りですヨ 🌼
注:食べてはいけません(笑)