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  • 悠冴紀

海遊館のシャーク・ワールド~前半


皆様、またもや大変長らくご無沙汰しております m(_ _)m 夏バテとは無縁で毎年一番体調がいいはずの夏だというのに、 今年は例外的に大きく体調を崩して、度々寝込んでしまっていました 💦 おまけに新しく始めた仕事や、本業である執筆業が思いのほか忙しく、 気付けば前回の投稿から一ヶ月近く経ってしまっていました(汗)m(_ _)m

海遊館のエイラクブカ(鮫)

さて、本日の日記は、美しい画像満載のサメ日記です♪♪ ←え? サメを美しいと思っているのは私だけ??? 笑 サメと言えば、今年の夏は何やらニュースで「またサメが出現!! 海水浴場が軒並み閉鎖の危機に!」と度々大騒ぎになりましたね(笑) そんなことがあると、ついついイルカやクジラの座礁のときと同様、「彼等は実は、どこかでこれから起きる災害を事前に察知して、安全なこちら側に死に物狂いで逃げてきたのでは!??(゚Д゚;)」なんて思ってしまいますが、本当は前々から近くを回遊していたのに、今までは気づかれずにいただけ、ということかもしれませんね。一度気にし始めると必要以上に大げさに捉えてしまう人間の習性で、報道に煽られ、今年はやたらサメが多いような気がしてしまっていた、という側面も否定できません (^^; あるいは、温暖化や何かの影響で海に大きな変化があり、サメたちの餌となる生物が例年よりも浅いところに来ていたので、それを追ううち、いつになく浅いところにまで迷い込んでしまった、なんて可能性も考えられます。いずれにしても、別に人間を狙って近くに迫ってきたわけではないのだから、そんなに怖がらないでやってください A^_^; サメに詳しい人たちの目から見ると、「そんなサメが人間を襲う可能性はまずないだろうw」と思うようなケースでも、大騒ぎしている様子が見て取れるので、私なんかは、内心「おいおいっ! やりすぎだろうヾ(-_-メ)」と、テレビに向かってツッコミを入れていたくらいです A^_^; 正直言って、笑えました(爆) そんなわけで、夏の商売の邪魔になるからと、人間の都合や過剰反応のせいで、サメたちが無意味に駆除されてしまうような事態を招かないよう、切に願いますw 彼等は止まるに止まれない回遊魚。ただ大自然の片隅で一生懸命生きているだけです。何も発見された場所に居座り、そのまま棲みつこうというわけではないのだから、どこかに去っていくまで静かに見守ってあげようではありませんか♪ そもそも、人間は基本的に陸の生き物であって、ひと夏ぐらい海水浴場で遊び損ねたからといって、死活問題にはなりませんw (←本気で困るのは、漁師や海辺の商売人など、一部の人たちだけのはず。)

……って、 Oh!(◎_◎;) サメ愛が行き過ぎて、 くどいサメ弁護でスタートしてしまった m(_ _)m そんな話じゃないんですよ、今回の日記はw 例によってまた、いつもの気楽なアクアリウム日記ですよ 💦 「この夏、日本近海がサメ祭り状態になることを見越していたのか???」と思うほど見事なタイミングで、海遊館では今、シャーク・ワールドと題してサメに焦点を当て、25周年の企画展を開催しています。これがけっこう長期にわたる企画展で、ありがたいことに、来年の5月までやっているとのこと。なので、それに先駆けて、私はついに海遊館の年間パスポートまで作ってしまいました A^_^; 企画展が始まるより前に購入して準備を整え、このときを待ち構えていたのです♪ ←どんだけサメ好き? 笑

右上の画像は、種ごとに異なるサメの歯です ↗ 現在確認されているだけでも500種類を超えるサメたちは、体のサイズも大小様々だし、狙う獲物も様々です。小さなエビやカニなどの甲殻類を好んで食べるサメもいれば、小魚やプランクトンしか食べないサメもいる。またもちろん、アザラシやオットセイなどの大型の哺乳動物をガシガシ噛み砕いて食べてしまう強者もいるし、他のサメを捕食する最強ハンターなサメもいる。そして、そういった食べるものの違いに応じて、それぞれ違った形の歯を持っています。 専門家は、歯の形を見るだけでサメの種類を特定できて、 身体のサイズまで ある程度推測することができます。 確かに、素人目にこうやって見ても、種ごとにかなり歯の形が違いますよね? 獲物を串刺しにして丸のみにするタイプの歯もあれば、人間の奥歯と同様、獲物を すり潰すタイプの歯もあり、またノコギリのようなギザギザのついた切断に適した歯もある。 でも、そんな形の違いよりも更にスゴイのは、 隊列のように何重にも新しい歯が内側に控えている交換システムです!! サメは歯が欠けたり抜けたりすると、すぐに新しい歯と交換できて完璧な歯並びを保てるよう、予備の歯が口の中にズラリと控えています。一生のうちに何万個もの歯が抜け換わる、とのことで、人間とは違って、虫歯知らずの歯医者要らず ( ̄ー ̄) 常に新品の歯が揃っているなんて、羨ましい限りですねー(笑)

ラブカの標本(海遊館)

ところで、皆さん、こやつが何者かは、ご存じですよね?▲ 近年の深海ブームで度々話題に挙げられ、ミツクリザメ(=ゴブリン・シャーク) と並んで人気を博している珍種の深海鮫、ラブカちゃんの全身標本です。 こうして改めて見ても、つくづくサメとは思えない御姿……。 伝説上の大蛇か巨大ウナギのようなモンスターfaceです (笑) 生きているときは、大きくて真ん丸な翡翠色の眼が妙に愛らしく、ちょっと 間抜けそうな印象もあるそのクネクネとした姿が、どこか滑稽で笑えます。 強面どころか、意外に癒し系??? ´艸`*) 人気が出るわけですね。いいキャラしてますよ、この子たち☆彡

フジクジラ標本
ダルマザメ(海遊館)
 

続いて、こちらの左上の標本▲は、『フジクジラ』と呼ばれている小型のサメです。大きくなってもせいぜい40㎝程度。発光器を持っていて、暗い深海でキラッと目が光るその姿は、さながらペンライトのよう♪ 最近はリアルで精巧な魚ペンが出回っていることだし、本当にこの姿そのままのペンライトを開発して、商品化してもらいたいものです(´艸`*)

この標本画像だけを見ていると、それこそちょっと間抜けで滑稽な姿に見えるかもしれませんが、生きて泳いでいる姿は、もっと優雅で素直に可愛いんですよ? f^_^; 死ぬと体色が黒くなるけど、生きている間は綺麗な藤色で、それが名前の由来にもなっているという神秘的なチビッ子ザメ。深海性でなければ、是非とも水槽で飼ってみたいんですけどねーw 対する右上の標本はというと…… ↗ 一見フジクジラと似たような感じですが、実はこれ、「人生の最後は魚葬で締めくくりたい!」と豪語するほどサメ好きの私が、珍しく「絶っっっ対に出くわしたくないヤツ(゚Д゚;)!!」と思っている恐怖のサメなんです!! 💨 その名は ダルマザメ 覚えきれないほど色んな種類がいるサメの中でも、 この種だけは一発で記憶しましたよ、ビビりすぎてw 一体何がどう恐怖なのかって? 危険ザメの代表格である巨体のホホジロやイタチザメとは対照的に、体長は30~50㎝程度で、フジクジラと同じく、サメの中ではかなり小ぶりです。でも、だからと言って舐めてちゃイカンのです!! 無害な小魚のように見えても、こいつ等は相当な曲者なんです!! その証拠に、下の画像をご覧ください▼

 

左上の画像は、言うまでもなくイルカの画像なんですが、 手前のイルカの背中にある、何やら痛々し~い穴にご注目!! 何を隠そう、これぞダルマザメの仕業なんです!! ('Д') ダルマザメの英名はクッキー・カッター・シャーク。 その名の通り、クッキーの型抜きのように獲物の肉を削ぎ取るのです(汗) 小さい身体で相手に気付かれないよう忍び寄って、右上の画像▲のような歯で、噛り付くなり自分の身体をクルクルと回転させて、肉だけを食いちぎって去っていくという、まるで忍者のような泥棒ザメ。見かけに寄らず、通り魔的な存在なのです!!(^▽^;) 大型のサメのように、一撃で相手に致命傷を負わせるようなダイナミックな捕食者ではないにせよ、このエグい食べ痕は、私個人的には一番苦手なタイプで、見るなり心底ゾッとしました!!Σ(゚д゚lll)  さすがにグロテスクすぎる~!!((+_+)) し、しかも、ななんと!! サメの中でも戦闘能力ダントツで、海の王者とも言うべきあのホホジロでさえも、

このダルマザメの被害に遭い、身体にポコポコと痛々しい穴があいていることがあるんですよ!??? 恐るべし!!! (+o+) そんなわけで、 私は「個人的に一番怖いと思うサメは?」と訊かれたら、 迷わずこのダルマザメの名を挙げます A^_^; 💦 たとえ齧られたあと生還できたとしても、自分の身体にこんなグロい穴があいている ことに気付いたら、さすがにその場で卒倒します(+o+) 生理的にムリっす、これ! 🙅

タテスジトラザメ(海遊館)

さて、最後は、打って変わって無害で大人しいチビっ子ザメ、 タテスジトラザメ の画像で締めくくりませう( ^^) _🐠 (↑と言っても、あくまで『前半』の締めくくりであって、後日続きを投稿する予定ですが A^_^;) この子たち、私は初めて会いました♪ 今回のサメ特集のために、特別に連れて来られたのでしょうね、たぶん。 マックス1mぐらいには成長するそうですが、今はまだ30㎝程度で、小さくて愛くるしい子たちです。日本近海では見かける機会のない珍しい種のトラザメちゃん。近々また会いに行きたいですね♪♪ ではでは、シャーク・ワールド後半をお楽しみに!! まだまだ体調が整わず、次の投稿までにまた間があいてしまうかも しれませんが、なるべく早くUPできるよう、心がけまする m(_ _)m


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