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悠冴紀のコトバの欠片
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天狼 ~ハティ
ユグドラシルの根に湧くミーミルの泉に ゆらりと蒼白い月明かりが浮かぶ 君は私の月だった 君の言葉と視線は 私を映し出す水鏡 誰もに見放され厭われていた私とは違い 君は輝かしい前途を期待された才ある者 何故こんな私が残り 君のような人が去らねばならなかったのか… かつて私は
悠冴紀
2014年10月22日
「屍」
かつて私は 曲がりくねった獣道を行き 摩擦と衝突を繰り返していた そこでは多くが生み出され 破壊され また多くの新しいものが誕生した 活火山に囲まれた荒海のように わかっていた 本当は 今の私は偽者だ 真に生きていたのは 記憶に遠いあの時分だけ 今以上の不真実の数々に囚われな
悠冴紀
2014年10月21日
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