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悠冴紀のコトバの欠片
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詩『オーロラの宿る場所』
傷を秘めてきた君に 贈りたいものがある 心の一端を見せてくれたお礼に オーロラを贈ろう そう、夜の終わりを告げる あの謎めいた曙の光だ 虹ほど馴染みやすくはないけれど 恐れる必要は少しもない あれは空の贈り物 そして夜を耐えた者の中に 色彩豊かに宿るもの ...

悠冴紀
2016年2月29日


詩『幽 霊』
誰も私を見ないでくれ
誰も何も期待しないでくれ
君等の理想は幻だ
真の私は そこにはいない
誰の目にも留まらず
誰の記憶にも残らず
触れることもできない存在になれたなら・・・
そう、
君がしたのと同じように
私も世俗の一切を締め出したかった
あらゆる人々の視界から
消えてし

悠冴紀
2016年2月28日


カナダの冬
深まっていく大空に カナダの姿を重ね見る ナイアガラ・オン・ザ・レイクの 白い小さな教会 ボウ川の水面 牧草地を流れる風 一人旅に出かけたい カナダの冬は どんなだろう バンフの町に積もる雪 ロブソン通りに灯る明かり コートの襟を立て ...
悠冴紀
2016年2月25日
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