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  • 悠冴紀

琵琶湖博物館


10月6日、滋賀の友人と大津で落ち合い、琵琶湖博物館に行ってきました。私が夏からすっかり水族館にハマっているのを知って、友人が「琵琶湖博物館の中にも淡水魚水族ゾーンがあるから、行ってみようか?」と声をかけてくれたんです。海の水族館に比べると全体に地味ではあるんですが、淡水魚ばっかりというのも逆に珍しくて、それはそれで新鮮味がありました 👍 下の画像▼は円柱状の巨大水槽で、ここ琵琶湖博物館のハイライトです!!

見どころは他にもいっぱいあるんですが、私個人的には、ビワマスの大群が

ぐるぐると泳ぎまわっているこの水槽が、迫力あって一番印象的でしたね~♬ それにしても・・・・・・、ちょうど真後ろにいた人たちが、天ぷらがどうのこうのとか塩焼きがどうのこうのと、魚を食べる話ばかりしているのが気になって仕方がありませんでした (;一_一) 確かにここの水族ゾーンの前半部分は、日常の食卓に出てくるようなお馴染みの魚が殆どだったけれど、「おいおい、ここは割烹料理店の生け簀じゃないんだぞっヾ(ーー;)」と、思わずツッコミを入れたくなりましたヨw

琵琶湖博物館のビワマス水槽

さてさて、そんなマナー違反な人たちの話は脇において(苦笑)、今回の目玉画像は下の二枚▼です! これ、何だかわかります?? 左下はビワコオオナマズの後ろ姿。こののんびりとした無防備な姿が 何とも言えず愛嬌あって、癒されました ( ´艸`)

問題は右下 ↘ の画像です!

こっちは電気ナマズなんですが、なんとゆー滑稽な顔でしょう(爆笑)!!

ぬぼーっとこっちを向いているだけで、充分一発芸として成り立っているっ! 👏 知人友人に携帯でこの子の傑作正面撮り画像を送りまくったら、案の定 皆に大受けでした 🎉 ちなみに、ナマズは滋賀県のマスコット・キャラクターらしく(キャッフィーってのが、ビワコオオナマズをモデルにしたマスコットだと友人の一人に聞き知りました)、館内ショップにもナマズのグッズがいっぱいありました。確かに、ここまでインパクトの強い抜群の存在感と愛嬌があれば、他の水族館のマスコットにも対抗できるよなぁ・・・と、妙に納得してしまいました A^_^;) 生で見るまで、ナマズがこんなに愛くるしい生き物だとは、私も知りませんでしたが、

どこか間の抜けた笑われキャラが、猛烈に可愛いぞっ!! (⋈◍>◡<◍)。✧♡

琵琶湖博物館のお土産ストラップ

お次は、閉館時間ギリギリに駆け込んだショップで、どうにかゲットしたストラップの画像です。 ……え? はい、そうです。いつものことながら、またしてもお土産をゆっくり見ることができなかったんです。魚見物に夢中になっていると、2~3時間が30分くらいの感覚でワープしてしまい、いつの間にか閉館時間が迫っているもので 💦 でもいいんです。今回は最後の最後に、まさかお目にかかれるとは思っていなかった愛しのサメたちを存分に見られたので ^m^ 淡水水族館で、なんで鮫??? と疑問に思った人もいるでしょう。ハイ、鮫とは言っても、今回はちょっと裏があるんです (^_^;) 淡水に暮らす種の鮫もいるにはいるんですが、私が琵琶湖博物館で見てきた魚たちは、実際には鮫であって鮫ではないのだと、帰宅後に調べて知りました。 まずはこちらの魚▼をご覧ください。

琵琶湖博物館のカイヤン

私にしては、なかなか鮮明に撮れているでしょう?

1m近くありそうなデカイ成魚です。 ギューン!と勢いよく水を斬って進むシャープな泳ぎっぷりが、何やら鮫っぽいな・・・と思いながら眺めていると、友人が説明書きを見て「それ、シルバーシャークやって」と言うので、鮫ファンの割に知識の薄いアホな私は、例によって目玉ハートのウハウハ状態に・・・ A^_^;)

しかーしっ! 「へぇ~(゚Д゚) こんな変わった鮫もいたのか」と珍種発見に興奮し

まくっていた私に、友人が「あ、名前はシャークでも、コイ科の魚ねんて」と補足。 で、その言葉をまたもや真に受けて、「なるほど確かに、鯉の身体に鮫似の顔をくっつけたような感じだな」・・・・・・と一人で頷きながら撮影しまくってきたんですが、あとで気になって「シルバーシャーク」の名で検索にかけ、よくよく調べてみたら、実はシルバーシャークというのは、友人の撮った画像(↖左上の画像)の奥にチラッと後ろ姿が移っている別の魚のことで、名前に似合わず愛らし~い(鯉らしい?)つぶらな目をした熱帯魚でした 🐠 体つきが鮫っぽいからその名がついたとのことですが、私の目には、体つきも泳いでいる姿も、全然鮫っぽく見えませんでしたヨ (ー ー;) では、私が気になって撮影しまくってきたこやつ等 👆 👇 は何ぞや?という話になるんですが、彼等の名はカイヤン。なんとこれも、ナマズの一種なんだそうです (@_@;) 名前も変わってるな~と思ったら、チャオプラヤ川やメコン川流域を原産とする外国産のナマズだったんですね。日本のナマズとは、ずいぶん異なる姿です。

カイヤン(ナマズのなかま) 琵琶湖博物館

それにしても、この後ろの黒いヤツ▲、なんという面相の悪さでしょう! めちゃめちゃ獰猛そうな目つきをしてますよ!( ̄ロ ̄lll) 「俺様の前にいるヤツ、獲って喰らってブッ殺~す!!」とでも言いたげな、殺意に満ちた眼に見えるんですが・・・・・・??(@_@;) 私には、このカイヤンの方が「シルバーシャーク」という名に相応しいような気がしてなりません A^_^; あるいは「ピラニア・ナマズ」とか、どうです? しっくり来ると思いませんか?? (←え? 魚オンチが勝手に変な名前をつけるなって? m(_ _)m) いや、でも、体色の薄いライトグレーの方は、まあまあ可愛らしい眼をしているので、あくまで個体差かな??? 人間だって、皆それぞれ全然違う顔立ちをしていて、人相の良し悪しも様々ですものね (^_^;) ・・・・・・とか何とか言いながら、私個人的には、その後ろで絶妙~にブサイクな顔をした黒いヤツの方が、実は内心お気に入りというか、むしろその凶悪そうな仏頂面にこそ、愛着が湧いてしまっているんですけどね(笑) ここにいる魚たちの中から、どれか一匹だけ譲ってやると言われたら、私は迷わずこの黒いカイヤンを選びます (^^♪ (←シュミ、おかしい?? 💦) 電気ナマズにも増して、この珍顔がツボに入りやした 💘

仏頂面の黒カイヤン、サイコー!!(←今回はファニー・フェイス特集かっ!?ヾ(ーー;)) (💡 補足:あ、カイヤンは英語圏では『Iridescent shark』、直訳すると『虹色の鮫』という異名で呼ばれているようですね。やっぱり皆、鮫っぽいと思っていたんだ A^_^;) カイヤンの飼育経験者たち曰く、その性格は、見た目の印象とは対照的に非常に臆病で、他の魚に害は与えないけど、ビックリすると興奮して暴れまわり、水槽にぶつかったり外に飛び出してしまったりして、自分の身体を傷つけてしまうことがあるのだとか。なんか、おっちょこちょいで可愛いですね:笑。本っ当に見かけに寄らない愛すべき魚だ 👍)

チョウザメの後ろ姿(琵琶湖博物館)

さて、いよいよ同じ淡水水族ゾーンのトリを担う王様級の登場です! カイヤンのような一部の珍種を除くと、亀やタニシやザリガニやマス等々……、大半が身近な淡水生物ばかりだった各水槽を一通り見て回り、最後の最後に私の視界に飛び込んできたのが、この姿でした 👆

ハッ!???Σ(゚Д゚)

こ、この妖しげな後ろ姿は、もしや・・・・・・?

琵琶湖博物館のチョウザメ!!

そうです! キャビアで有名な チョウザメ です!!

皆さんもすでにご存じのように(?)、本来サメと名がつくだけで条件反射的に目がハートになる私ですが、産まれて初めて生で見るこのチョウザメだけは、そんな気安い見方ができませんでした (;´・ω・) 暗~いところからゆらりと現れる、水底の主のようなその異質な姿が、何やら薄気味が悪く、重すぎるほど重々し~い静かな迫力を放っていて、正直なところ内心ゾッとしてしまったんです (゚д゚lll)

信じられますか!? 世では危険鮫と言われていても、ホホジロやアオザメ、イタチザメといった他の鮫たちが相手なら、無駄なくすっきりと整ったそのスタイリッシュなシルエットに洗練された美を見て取り、内側に秘めた共通の何かに親近感すら抱いてしまう、大の鮫ファンのこの私が、ですよ!!?? 😨 とにもかくにも鮫に会えたこと自体は最上級の収穫だと、一応に大きな満足感を覚えて水族コーナーを後にしたものの、愛しの鮫を相手に本気でビビって、親近感の欠片も感じられないまま、むしろ遠すぎるほどの距離感を覚えて帰ってくるとは、なんという不覚! 私に一体何が起きたんだ!??? (゚Д゚;)

── そんな思いで、気になって気になって仕方がなかったので、チョウザメのことも帰宅後にちょっと調べてみたんですが、そこでまたしても、驚くべき仰天事実に突き当たりました!! チョウザメって、実は鮫ではなかったんですね! (@_@;) シルバーシャークと同じで、見た目の感じから『サメ』の名をもらってはいるけれど、

なんと分類上はシーラカンスなどと同じ古代魚の残存種とされているのだとか。。。 (*_*;  皆さんは知っていました?  もしかして、知らなかったのは私だけ??? 💦

 今更これを言うのは恥ずかしいことなのかもしれませんが、   つまりキャビアは、実は鮫の卵じゃなかったってことですよ!!??\(◎o◎)/

琵琶湖博物館のチョウザメ殿

──それにしても、古代魚だなんて、なんって神秘的な。。。 どうりで鮫好きの私が、得体の知れない違和感に身震いを覚えるわけですよ 💦 今振り返ると、噛まれるとか喰われるなんてレベルじゃなく、触れると祟られそうな、本来神話の中だけに登場する怪物に対するような危うさを感じていたんでしょうね σ(^▽^;) 見ているだけで、黄泉の世界かどこか、底なしの異次元に引きずり込まれていきそうな・・・・・・。(←どんな譬えやねんヾ(ーー;)) 古より権力志向の強い人たちが、高級素材として好んで食そうとしてきたのも、頷けるような気がします。人を出し抜き、やりこめ、上に立とうする支配欲の強い野心家は、畏怖する対象にこそあえて挑むもの。人を超える偉大な存在になりたいと夢想するあまり、神話の神々に仕える使者か何かのような超然とした雰囲気を持つ生き物を捕らえては、その命を奪って喰らうことで、自分も神がかりな力を得られるような気がしたのかもしれません。

祟りすら恐れずに喰らったとなれば、常人にはない勇気の証というか、図太い神経の証として、周りに誇示することもできますからね A^_^;) (←ここで思わず、「勇気は恐怖の克服だが、恐怖の不在ではあり得ない」という、偉大ぶった人間たちの深層を抉るような、マーク・トウェインの言葉を連想してしまった私です、ハイσ(^_^;)) 裏返して考えると、半分恐竜のような外見をしたこのチョウザメ殿は、持ち前の神々しい存在感が仇となって、人間に追いまわされるハメになった、とも言えますね(;一_一) 都合のいい妙薬となることを期待されて。。。

 
博物館前桂の樹

── そんなこんなで、人間のせいでいい迷惑を被ってきたと思われる希少なチョウザメたちですが A^_^;)、何者にも侵されることのない古からの威厳をそのままに、どっっっしり!とした落ち着きをもって、最後の水槽に悠然と君臨していました。まさに水族ゾーンのトリに相応しい存在 🗻 変な話ですが、自分自身の無知に気づかされて色々勉強させてもらったし、忘れかけていた「怖っ!!」という感覚を思い出させてもらえて、本当にいい刺激になりました♪ どうもありがとう、チョウザメ殿!! どうか絶滅などせずに今後も生き残っていてくだされっ! 💨 ここ何年も機会がないので食べていないけど、その昔何度かキャビアを食っちまって、どうもごめんなさいっ!!(。-人-。) ……と、そんな思いで、冥界の番人のようなチョウザメ殿に向けて、心密かに声なきメッセージを送りながら博物館を後にした私は、ちょうどいい時間帯だったので、付近に車を停めて琵琶湖の夕暮れを眺めに行きました。 物凄い圧迫感のあるチョウザメ見物の直後に見るこの↓開けた風景は、

一段と穏やかで清々しく見え、ホッと寛がせてくれました。

いやあ、充実した一日だった ✨ 私の頭の中では未だ中学生時代のイメージで止まってしまっていた友人の、すっかりママさんモードになった家庭的な姿を見ることもできたし、夏からずーっとハマっている水の中の世界をまた覗き見ることができたし、空の狭い大阪の下町では到底お目にかかれないこんな開放的な風景にも出会えたし。。。

近場と言えば近場ですが、いい小旅行になりました 🚘 (#^^#)♪


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