初めての京都水族館
- 悠冴紀
- 2013年8月25日
- 読了時間: 10分

21日から22日にかけて、泊りがけで京都に行ってきました。といっても、実は本来の予定では、21日の夜に梅田で姉と落ち合い、軽く飲み食いして帰ってくるだけのはずでした。それが当日になって、姉が一向に待ち合わせ場所に現れないので電話してみたら、「え? 約束は明日の21日の木曜日では?」と言うので、「21日は今日やん! 明日は22日! しかも水曜日やて言うといたやろう!!」とキレた私 σ(^_^;)
「しかーしっ! 今日は飲む気満々で出て来たんだ! このまま何もせずに帰って明日仕切り直しなんて、冗談じゃない!」と思った私は、勢いに任せて「わかった! なら、今から私がそっち(京都)に行く!」と、急きょ京都に行くことに・・・。(← 暑さで頭が働かない分、最近やたら行動的・活動的になっている私です、ハイA^_^;))

姉が「お詫びにホテル代出すから、今日は終電も気にせず泊りがけで存分に飲み明かして、明日は久々にゆっくり京都観光ってのはどう?」と言うので、行き当たりばったりで宿を見つけて素泊まりし、気の向くまま遊び歩くことに・・・。(💡 ちなみに姉は京都暮らしですが、信仰もないのに仕事の関係でお寺の茶所に住み込んでいるため、私みたいなのがいきなり転がり込むのは難しい 💦) 結果的には、夏のラテン脳で冒険心ばかり強くなっていた私にとって、ちょうどいいお得な小旅行となったわけですが、そんな思いがけない機会を活かしてひょいと行ってきたのが、東寺と京都水族館。水族館の方は、東寺に行く途中のタクシーの中から偶然見つけて、「あっ! あんなところに水族館が! ちょうどいいやん! この暑さやし、夏らしく水のあるところに涼みに行こう!」という具合に、これまた行き当たりばったりの冒険で成り行き任せに立ち寄ったのでした。 ちょうど夏休みの時期なので、館内は子供でいっぱいでしたが、行って良かった! ン年ぶりの水族館は予想以上に美しく、予想以上に凝っていて、最近の日常に欠けていた自然の要素が満載でした! 忘れかけていた野性児時代の感覚を取り戻し、子供にかえったような気分で児童たちに紛れ、なりふり構わずはしゃいできた冴紀であります、ハイ σ(^_^;) さて、前振りが長くなりましたがm(_ _)m、 話題の京都水族館の感動を、皆さまにもお届けしましょう! ▼まずは京都水族館のマスコット・キャラクターと化しているオオサンショウウオ。デカくて岩のようなのもいれば、トカゲかヤモリみたいな外見のチビ・ウオもいて、多種多様です♪


でも実は、私が個人的に惹かれてやまない陰の主役というか、水族館に行くと必ず真っ先に探し求めるのが、なんと鮫です!! あらゆる海の生物の中で、鮫が一番すっきりと整ったシェイプをしていて、洗練された魅力がある! ・・・と思うのは私だけ??A(^_^;) 海で出くわしたらさすがにマズイけど、水族館では安心してその姿を間近に拝めるので、お得感満点! 見る度惚れ惚れします! カッチョええ。。。(←悠冴紀、意外な面食い発言? :笑)▼

しかーしっ、その肝心のサメ君たちがなかなか姿を見せてくれないので、最初のうちちょっと不安になりました。「サメは? サメはっ!? さっきスイッと過って、一瞬で視界から消えたあのチビ鮫1~2匹しかいないのかっ!?」と必死に探し回った末、見つけました! ウジャウジャと!! 写真撮影もできないほど暗~い隅っこの方で、サメ君たちは何やら隠れるようにして、所狭しと寄り集まっていました。明るいところが嫌いなのかっ!??? 人目にさらされること自体気に食わないとでも言いたげに、愛想も媚びもない冷やかな澄まし顔で、他の正統派の魚たちに背中を向けて静かに暗がりに佇んでいるのです。 けど私目線には、それがいかにも彼等らしくて、一段と惚れ直してしまいました(笑) 研ぎ澄まされた刃物のように無駄なく絞れた体つき。気配を消して影のように動くミステリアスな存在感。隙のない佇まい。やっぱり海のハンター鮫殿は、存在そのものからして異質でした 👍
…… とは言え、鮫には現在確認されているだけでも500種を超える種類の鮫がいて、一般に思い描いている食物連鎖の頂点に君臨する強い鮫像は、ホントはそれらのうちのほんの一部、外洋の大型種に限定の話なんですけどねA^_^; ここ京都水族館のような小規模な水族館にいる鮫(ドチザメとかトラザメとか)は、大抵が小型の安全種で、その実像は私が上述したイメージには当てはまりません。
なのに外見上は、「いかにも鮫!」という一目にそれとわかる姿で、身近な水族館でお得に見物できる縮小版、という感じ。ある意味重宝しているというか、私のようにダイバーライセンスのないただの来館者にとっては、ありがたい存在なのです、ハイ ♫ (※あんまりデカいと巨大水槽やその他諸々高度な装置が必要となり、飼育できる水族館は限られてくるし、更には危険種の飼育となると、飼育員のリスクも高くなって大変ですからねーw)



🐧 さて、お次は打って変わって
隙だらけな印象のある空飛ぶペンギン(笑)
・・・・・・いやいや、頭上を泳ぎ回るペンギンたちです。 天井まで水槽の一部と化しているのが涼しげで良かったです♪ 陸地ではモタモタとして鈍臭い印象のあるペンギンたちが、水中ではロケット弾のように素早くビュンビュン泳ぎ回るのが、見ていて痛快でした。下から眺めるとちょっと笑える姿なんですが・・・^m^
定番の人気者ですねー☆彡 ですがやっぱり、水族館で一番のアイドルというと、
やっぱりイルカでしょう! 🐬 ちょうどタイミング良く私たちが入館して間もなく、イルカ・ショーが観られました!

ここだけの話ですが、実を言うと、昔から鮫ファンのヒネくれた私にとって、イルカというと、いかにも正統派の神聖視された存在で、親近感が全然わかない翳りなくキュートで穏やかな動物・・・というイメージでした。(要するに、ミーハーな存在?) まして人に懐いて見世物にされている水族館のイルカなんて、せっかくの賢さを人間の都合や願望に合わせて利用されまくり、客寄せパフォーマンスまでさせられる作られた姿。学生時代によくいた、周りに気に入られるためだけに必死で健気にお勉強をする、レールに沿った良い子の優等生タイプ。 ・・・・・・そんな印象から、一方的に敬遠していたのです。 でも、若い頃のようにつまらん意地を張ったりカッコをつけたりする気力がすっかり失せ、ざっくばらんな好奇心だけでとりあえず一度は何でも見てみよう(^^♪と、門戸を広く保つようになった現在の私の視点から、生まれて初めて生のイルカショーに立ち会ってみると、かつて漠然と抱いていた諸々のイメージが、いかに的外れで薄っぺらな食わず嫌いの偏見にほかならなかったかを、まざまざと思い知らされました!! 元々彼等も野生の生き物ですから、当然と言えば当然なんですが、イルカって、こんなにもハードな動きをするタフな生き物だったんですね!! 本気を出せば怖いほどの猛スピードで泳ぐし、やること為すことダイナミックで力強い!!(←あの勢いなら、水槽なんて簡単に壊せる! 大型鮫にも勝てるのでは??汗) もっとゆったりとした感じで優雅に芸をするのかと思っていたので、私の想像とあまりにもかけ離れた驚異的な勢いに、すっかり圧倒されてしまいました Σ( ̄ロ ̄lll) ショーのプログラムがどうのこうの、というのではなく、彼等の持ち前の身体能力の底しれなさが、鳥肌ものなのです! す、すごすぎる!・・・(@_@;) ▼ご覧ください! 下の写真を! さながら魚雷のようではありませんか!??

二頭同時にハイ・ジャンプしているんですが、わかります? これを何度も何度も繰り返し、めまぐるしく跳び回っていました! 金属の塊なのに空を飛び続けられる航空機と同じくらい不思議な光景でした! なんであの体型であんな動きができるんだっ!?( ゚Д゚)???💦 しかも着水するときは、バチーン!!と思い切り腹打ち(笑) 痛くないのかっ!???笑 他にも、立ち泳ぎ姿勢のまま猛スピードで後ろ向きに泳いだり、
調教師を載せてバタフライ状態で荒々しく泳いだり・・・・・・(@_@;) 人を載せるときは、それこそ事故のないようゆったり優し~く泳ぐものと想像していたのに、一歩間違えたら体中の骨を粉々に砕かれてしまいそうな大胆な泳ぎっぷりで、見ていてヒヤヒヤしましたよっ(◎_◎;) イルカもすごいけど、あれを乗りこなす調教師って、やっぱりすごい!!
巷に、より歴史が長くて規模の大きい他の水族館に比べると、イルカショーのレベルがイマイチ、と言われている京都水族館でこのパフォーマンスですから、ほんっとうに、大いなるギャップでした (;一_一) 私は一体何を根拠に、イルカという生き物に対して長い間あんな誤解をしていたのだろう・・・と、恥ずかしくなりましたw たとえて言うと、「雪ってふわふわして綺麗だな~♪」とか言いながら雪だるまを作ったり雪のウサギを作ったりして、雪の穏やかな側面しか知らずにいたところに、いきなりドゥッ!!と雪崩が押し寄せてきたときのような衝撃???(←どんな喩えや ヾ(ーー;)) 舐めてました、完全に。ゴメンよ、イルカちゃん m(_ _)m でも今回でやっとその人気の秘訣がわかり、お見それしました!! 人間界でも、芯が強くなければ一定の優しさや寛容さは維持できないもの。自然界の生き物でありながら、非常に賢く人間臭い感情表現をするイルカたちが、大勢の期待を一手に引き受けながら、それに応える一貫した態度で「優しい動物」としての定評を得たのは、やはり根底にただならぬ強さを秘めているからなのでしょう。 そのスケール感のある堂々とした魅力に、何やら頭の下がる思いですA^_^;)
まさか水族館に行って、イルカへの敬意に目覚めて帰ることになろうとは・・・(@_@;)
それこそ全くの想定外でした 💦 ─── って、おおっ イルカ語りしてしまった(笑) イルカと話せるわけでもあるまいし、知った風なことを A^_^;)
まあとにかく、ここまで力説したくなるほど、生のイルカに感動感激した、ということで(^_-) (←苦しい締めくくり) それではここいらで、ショーを終えて寛ぎ、子供のようにたわむれる愛らしいイルカちゃんの姿も、
ちゃんと見せておきませう。タフだけど、やっぱり可愛いキャラは変わらない▼

一頭は陸に(というかステージに?)上がってノンビリと休み、もう一頭は噴水遊び。口だけ出してパクパクしてるの、わかります? ド迫力ショーのあとのこの姿がめちゃくちゃ可愛くて、しばらくその場を離れられませんでした。ずいぶん長い間イルカちゃんたちを眺めていた気がします。

・・・・・・が! そのせいで、気づけば閉館時間が間近に迫っていて、まだまだ見尽くしていないものがいっぱいあることに気づきました! 慌てて残りの他の魚たちを見て回ろうと、急ぎ足で館内を進んだ私と姉ですが、最後の方はやっぱり素通り状態で、「閉館時間まであとわずかです!」とかいう声に叩き出されるハメに (ーー;) お土産買ってないぞ、お土産!! と、慌ててショップに駆け込むも、もはや品々を見て回る時間もなく、閉館時間ジャストぐらいになってしまっていましたw どうにか一つだけハッと目に留まり、これだけは買っておかねば!と手にしたのが、右のマシュマロです 👉
お土産はこれ一つだけ。相方にあげました。ホントはもっと色々買って友達や自分用のグッズも欲しかったのだけれど・・・。レアなお土産を買い漁るのをシュミの一つとするお土産魔な私なので、いつか必ずもう一度、お土産リベンジで戻ってくるぞと心に誓って水族館をあとにしましたぁ! 🔥
急きょ市内にホテルをとって留まり込んだ21日の夜は、新規開拓で偶然通りかかって入ったバーが大当たりで、ちょうど最近求めていたような理想的な美酒を出してくれるお店だったし、十数年ぶりの水族館は嬉しい驚きに満ち溢れていたし・・・・・・と、そんなこんなで、わずか2日間で存分に夏を満喫してきました!! ここ数年は、自然がなくて四季感を実感しづらい大阪暮らしで、いつも不完全燃焼のまま夏を終えてしまっていたのですが、今年は思い残すことなく夏を見送り、秋を迎えられそうです♪(^_^)/~
姉が日にち間違えてくれていて、良かった(笑) おかげでいい思い出ができました♪ 夏はやっぱり冒険だなぁ 🚢 ✈

▲携帯の待ち受けにサメ画像(笑) すっかりお宝画像です(^_^;)




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