
9月26日の木曜日、彼岸花見たさに明日香村に行ってきました。
今年はずいぶん早い時期に一瞬だけ涼しくなったせいで、彼岸花の開花が早まったようですが、その後すぐに残暑が戻ってきたために枯れ始める時期も早くなり、短い開花期間になってしまったようですね。「ここ数年の開花時期の遅れ具合から察するに、今ぐらいの時期が満開だろう」と、それなりにタイミングを選んで行ったつもりだったのに、少し出遅れたようで、私が訪れた26日にはすでに半分枯れてしまっていました (>_<) ですがそこは、これまで何度となく明日香村を訪れて、すっかり土地勘がついてしまっている私なので、一般の観光客たちが訪れないようなところにまで踏み入り、レンタサイクルであちこち走りまわって、執念で探して参りました!! 我が愛しの彼岸花を!(← 私は昔から彼岸花が好きで、「曼珠沙華」というタイトルの詩を作ったり、彼岸花の兄弟分に当たるリコリス属の花々を栽培したりしているくらいですA^_^;) あ、その「 LYCORIS(リコリス)」というタイトルの詩もありますヨ:笑) 明日香村に慣れている上に、彼岸花の生態もある程度わかっている私なので、生き残りの花々を探すのに、そんなに時間はかかりませんでした♪ 彼岸花は直射日光と暑さに弱く、カンカン照りのところだとすぐに枯れてしまいます。なので逆に、日陰や水気のある涼しいところに行けば、まだいくらか咲き残っているものなのです。

目立つところにある花々は、とうに見ごろを過ぎて枯れてしまっていましたが、「このへんならきっと・・・・・・」と当たりをつけて踏み入ったところでは、期待通りに生き生きと群生していました! 上の写真▲をご覧ください! とても村内の大半が枯れてしまった時期とは思えない見事な群生っぷりではありませんか?

ちなみに、明日香村では、こういう👆紅白ストライプになった彼岸花をよく見かけます。白花彼岸花(アルビフロラ)と赤い彼岸花(リコリス・ラディアタ)を近くに植えていると、自然交配で だんだんこういう彼岸花が増えてくるんです。(← 人間で言うと、いわゆるハーフってやつ?)
個人的には、妖艶で真っ赤な基本形の彼岸花が、一番気高く凛と見えて好きなんですが、こういう色味も可憐でいいですね ♪
さて、お次の画像▼は、
明日香村のマスコット・キャラクター(?)の一つと化している、かの有名な亀石くんです。

注目すべきは、その亀くんの脇腹のあたりに見える赤い部分です↗
そう。こんなところでまで、何故だか彼岸花が咲いているんです!! \(◎o◎)/

なんだか笑えませんか? この姿!! 👆 ここなら強烈な直射日光を避けられるからと、亀石の脇にべったり張り付くようにして斜め咲きしているんです!(笑) 見方によっては、下から必死に亀くんを支えているようにも見えるんですが A^_^;)、これは明らかに石の恩恵に預かって、日差しから守ってもらっているんですヨ。 ここならきっと、他の場所に咲いている彼岸花より長生きしますよ (^_^;) 一足早く開花して、しかも一足遅く枯れ始める。実に美味しい場所を選んだ賢い子たちだと、思わず感心してしまいました 👍 👏

亀石をあとにした私は、何度も訪れた橘寺の前を通り過ぎて、その裏手にある近道(←数年前に橘寺の受付の人に教えてもらった♪)から石舞台へ直行 🚴 そろそろお昼の時間でしたからね 🍙
石舞台付近にはお食事処やお土産屋さんが集中しているんですが、見た目に綺麗で真新しい印象のある夢市茶屋は、私のように遅い時間に行くと、味気のないそうめんかカレーしか残っていないので、迷わず レストランあすか野 へ向かう私 A^_^; こちらは建物だけ見ていると、一見ショボそうな感じがするんですが、中に入ってみるとかなり広々しているし、味に外れがない。私が食べたのは上の画像 ▲ の幕の内。数年前までは、これがもっと豪華で凝っていて、「えっ、この値段でこんなに!?」と思うようなボリューム&クウォリティだったので、以前と比べると少し寂しくなったかな・・・とは思うんですが、その分、最近は、予約の必要なメニューの方が充実してきているようですね。そちらはかなり豪華なご様子 (´艸`*) 一度そっちを食べてみたい・・・!と思いつつも、朝早く起きて予約の時間ピッタリに間に合わせる自信のない私は、やむなく一般向けメニューの方で我慢です (^_^;) 食後はレストランの前の売店で、久々に人気の古代米ソフトクリームを食べました♪ 普通のソフトクリームとは一風違う、「和」な感じが漂う、イヤミのない抑え気味な甘みが、病みつきになります! ジャンク・フードに舌が慣れてしまっている人たちには物足りない甘さかもしれませんが、大いに私好みなんです♪

別腹も含めてしっかりお腹を満たしたあと、自転車が邪魔になるような険し~い坂を必死で登って、岡寺(龍蓋寺)に行ってきたんですが、そこで思いがけず黄色系の彼岸花▲ を発見!! うちのバルコニーでも複数の黄色系リコリスを育てていたものの、南向きのバルコニーが灼熱地獄になるせいか、ここ数年全く開花してくれないので、久々お目にかかれて感激でした! (⋈◍>◡<◍)。✧♡ このリコリスの品種はもしかして、オーレアかな? 私が育てていた黄色系は、「秋月」とか「山の根ゴールド」とか「オリエント」とかいう名前のついたリコリスで、近くで見るとビミョーにこの岡寺の花とは違っていました。 それにしても、なんと美しい ✨ 今回はちゃんとデジカメを持って行って、正解だった ♪

ところで、実は私は、これまで飛鳥寺や橘寺や石舞台や酒船石やらといったお決まりの場所を何度も巡るばかりで、何故だか岡寺には特に興味が向かず、10回近く(←もしかしたら10回以上??汗)も明日香村を訪れていながら、岡寺へは今回が初めての来訪でした。その今回にしても、彼岸花見物を第一目的として訪れたため、岡寺にまでやってきたのは予定外の気まぐれ行動 f^_^;) ようするに、何も調べず、殆ど何も知らずにフラリと来てしまったわけですが、岡寺って、こんなにも見どころ満載のスポットだったんですね! 何かと造りが凝っていて、冒険心をくすぐられます。ちなみに上▲ の景色は、順路の最後の方で訪れた三重塔からの眺め。飛鳥の町並み・・・いや、村並みを遠目に眺め渡すこの爽快さは、甘樫丘から村を一望したときの心地よさを彷彿とさせます♪ ものすごーく清々しくて、開放的な気分 💖 ✨
そんな岡寺の中でも、個人的に特に印象に残っているのは、奥の院(彌勒堂)です。上の画像▲ がその彌勒堂(みろくどう)なんですが、中は洞窟のようになっていて、突き当たりに石仏の弥勒菩薩が祀られています。でも何やら暗くて狭くて剥き出しの岩肌がゴツゴツとしていて、私の身長だと、中腰にならないと頭を打ちそうなスペースだった上に、石仏はけっこう奥の方にあるので、「あんなとこまで入っていっていいのかな? 怒られるだろうか? やっぱりここから先は進入禁止???」と、迷いに迷って入口付近をオロオロとしたあと(←挙動不審の怪しいヤツ?σ(^_^;))、結局中には入らないまま、入口から拝むだけにしてその場を離れてしまいました。 人目を気にしつつフラッシュを焚いて奥の写真だけは撮ってきたものの、ここまで来て中に入らなかったことが、案の定 あとからだんだんと心残りに思えてきて、「やっぱり奥まで行けば良かった! 立ち入り禁止の注意書きも何もなかったんだから、中に入っても大丈夫だったはず!」と、後悔を残す結果になってしまいました (T_T) 冒険心の強い私にはらしからぬ消極的な行動が、今でも信じられません (ノД`)・゜・。 でもまあ、今回の飛鳥旅はあくまで彼岸花狙い。
どうせまた何度も訪れることになるだろうから、岡寺へも再訪すればいい。 ・・・・・・と、どうにか気を取り直して、旅の続きに戻ることに 🚵 💨 (手前の坂道がけっこうな傾斜&距離なので、岡寺まで登ること自体が大変なんですけどねw せっかく頑張ってあそこまで行ったんだから、やっぱり中に入るべきだった、と無念でしたw) 岡寺のあとには、明日香村に行く度に欠かさず立ち寄る伝飛鳥板葺宮跡(←なんだかホッと落ち着くんです、ここ♪)で、しばらく稲穂のささめきに耳を澄まして一休み 🍂 それから飛鳥寺、入鹿の首塚を訪れてから、借り物の自転車を返却するため帰路についた私ですが、朝に弱くていつも時間ギリギリになる私には珍しく、時間に余裕があったので、最後の悪あがきで、もう少しどこかに彼岸花の残っている撮影スポットはないものかと粘ってみたところ、見つけました!

行きがけにも気にはなっていたのですが、亀石のある通りから明日香小学校にかけての畦道が、ちょうどいい具合に満開だったのです 🌺 🎉 それが上のワンショット▲です!!📷 いかがなもんです? ^m^ 飛鳥寺の駐輪場付近にも綺麗に咲いていたのですが、日差しの加減でなかなかうまく撮れず、ここで最後に撮ったリベンジ写真の方が、結果的にはうまく撮れていました 👌 思う存分彼岸花撮影に耽ってから、帰り道で天武・持統天皇陵にも立ち寄る私。夕暮れ時の飛鳥風に吹かれながら、文学的な光線に染まっていく村の風景を眺め渡したあと、時間内に無事自転車を返却 🚲 時間に追われずゆったりと旅をできるって、いいもんですね♪ がんばって早起きした甲斐がありました! これから目指すは早寝早起き!・・・・・・と言いたいところですが、私のような物書きにとっては、深夜が貴重な執筆タイム ✍ これからは文学の秋で文筆活動を再開・本格化する時期なので、またすぐに遅根遅起きの夜型生活に逆戻りです 🌜🌃 早寝するのは、旅の前日に限定ですね (;一_一) ************* ※ フォトアルバムはこちら ▼
Komentar