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  • 悠冴紀

サメ友と巡る須磨水2017年2月


度重なるサーバーエラーのため、またまたブログ更新が遅くなりましたが、 本日は、2月16日にサメ好き仲間のFさんと行った須磨海浜水族園のshark日記です♪

ちなみに、Fさんとは、前回の日記GRAND SHARKでサメ新年会の中にも話題に出した、

水産学部・分類学専攻の大学生で、私と同じくメジロザメ系の鮫が特に好きな 未来のサメ博士です☆彡

そうです!!

特にサメ好きではない知人友人を自分の趣味に強引に付き合わせたり、一人で来館していたこれまでとは違い、

今回はサメ知識豊富な最強の同伴者と巡るディープなスマスイ鮫探索だったのです!!\(^_^)/ 趣味の合わない相手と行くと、変に気を使って自分の興味のないところにまでウロウロと時間を割くことになりますが、今回はお互い見たいポイントが一致していたので、遠慮なく鮫水槽を中心に巡り、サメ好きにとっては一番の見どころである「波の大水槽」の前で、ゆっくりじっくりと鮫々を眺めることができました♪ それも実に贅沢なことに、Fさんの解説付きで (^^♪

さて、それではまず、今回初めてご紹介するタイワンザメの話題から▼

タイワンザメ(?)
タイワンザメ(?)
 

最近続々と新しい鮫が入ってきているスマスイでは、この冬からまたまたニューフェイスの鮫がやってきて、

サメ好き仲間の間では、密かに話題になっていました。それがこのタイワンザメ……らしき鮫です。目許に爬虫類っぽい鋭さがあって、カッコいいですねー(^^♪ ここ、実はタッチプールでして、なんでそんな貴重なレアザメがこんなところにいるのか謎なんですが(心配でもあるw)、せっかくなので私も軽くタッチしてきました(^^;) 感触としては、トラザメっぽい感じでした。トラフザメほどカチカチの軽石みたいな手触りではなく、も少しフニャっとした感じもあり、サメらしいザラザラ感もそれなりにはある、といった手触りです。言葉では伝えづらいですが A^_^;

ところで、わざわざ「らしき」と表現したのは、世に出回っているサメ図鑑の間違いを次々見いだして指摘できるほどサメの分類に詳しいFさんでも、外見的特徴だけでは はっきりそれと言い切れないからです A^_^;  模様が粗ならタイワンザメ、密ならヒョウザメなど別の種のサメの可能性もある、とのことで、定かではないため水族館のパネルにも種名の表示がありませんでした。捕獲できたのはいいけど、今も何鮫だか正体探り中、ということでしょう (^^;)

サメはこのパターンが多いんですよw

現在確認されているだけでも500種を超えるサメがいますからねー。

そしてその非常~に難解な鮫々の分類に挑戦し、どうにか見分けて種ごとの違いを知ろうとしているのが、Fさんなわけです♪ チャレンジャーですねー!! まさに鮫愛のなせる業!! 好きでなけばできません 💖

確かに、種名というのは人間が勝手に決めた呼び方・カテゴライズであり、当の鮫々にとっては知る由もないことなのだろうけど、世の中には、詳細な「違い」「区別」を無視して、あまりに大雑把な観点で一括りにしてしまうことで起きる問題、というのも多々あります。たとえば「サメ」と聞くだけで、パニック映画などから得た極端なイメージに結び付け、「退治すべきだ!」「怖いから いなくなってほしい!」「悪い奴等だ!」と過剰反応を起こし、独善的な観点で野生生物から生きる権利を奪ったり、100%人に無害な安全種の鮫まで虐殺してしまったり…。

思えばこれは、イスラム教と聞くだけで全員テロリストであるかのように錯覚して避けてしまったりするのと同様、立派な差別です。皆が皆そうではない、全く無害な穏健派もいるし、一部の過激な輩に狙われている劣位の存在も多々いて、大きな括りでは共通点があっても、細かい区別に目を向ければ実は個々様々に全く違っているんだ ── といったところを知っておけば、未然に防げる問題が色々とあるはずなのに。(少し話が飛躍しますが、その手の重要性に人より早く気づいていて、一歩踏み込んで細かい違いを知る機会を得たことで、どうしようもなく魅せられてしまった一人が、2015年に非業の死を遂げた かのジャーナリスト、後藤さんだったように私は思います。)

それまで大きな括りで何となく見過ごしてきたものの中に、何かのきっかけで思いがけない違いや区別のあることを知り、そこに奥行きや広がり、意外な魅力を見て取り、知的探求心や愛に目覚める。Fさんの場合(及ばずながら私もですが)、その対象がサメだった、ということなのでしょう。「この世には他にも色々な選択肢があっただろうに、よりにもよって、なんでサメ?」とあえて訊いてくる人もよくいますが、そこはそれぞれの巡りあわせであって、余計なお世話としか言いようがありませんw そこをあえて人様にも理解できるように説明しようと思ったら、人生を幼少期にまで遡ってあれやこれやと力説しなくてはなりません。おそらく、サメとの出会い、という具体的で直接的な「きっかけ」だけでなく、その対象(サメ)に魅かれてやまない気質・趣味嗜好を形成してきた原因が、もっと前の段階からあったはずですから。でもそんな個人的で面倒くさい醒めた心理分析を、本気で皆まで聞きたいですか?という話です、ハイwww

好きなものは好きなんです!! それが何か!??? (-_-メ)

さてさて、言いたいことを言って開き直ったところで(笑)、

Fさんと私が、今のスマスイにおいて一番注目しているのは、

昨年後半に話題にあげた このメジロザメ系の幼魚たちです▲

実は二尾いるんですが、皆さんには区別できるかな?

……って、ぶっちゃけ、写真だけでは私にも区別がつきません (;^_^A

ご存じの通り、私は専門知識に乏しい分、鮫愛一つを頼りに顔立ちだけで区別しようとする面食いな鮫ファンσ(^▽^;) なのですが、さすがにここに載せたような不鮮明な写真では、さっぱりですw 前回来館したときには、体色の違いだけでも区別できたんですが、照明の加減か、今回改めて来館してみると、どちらも同じようなダークグレーになっていましたから、もうお手上げですw (※ついでに言えば、写真だとサイズもわかりづらくなるので、数年前から大水槽入りしているドタブカのマリオンちゃんとの区別すら、私には困難になりがち:汗) 実物を目の前に見れば、その顔を色んな角度から見ることができるし、眼差しや雰囲気から「あ、こっちは私好みのハナザメっぽい方だ」とか「そっちはFさん好みのドタブカらしき幼魚だ」と、一目に区別が付くんですけどねーw

ちなみに、私が「ハナザメでありますように~(#^^#)」と期待をかけながら見守っている子(種の区別は未だ定かではありませんが、勝手な願望から「華ちゃん」と名付けてしまいました:笑)は、ドタブカらしきもう一尾の幼魚に比べると、心持ち垂れ目な顔立ちに見えます (^^;) Fさんはそれよりも少し目の位置が下についている、よりシャープな方がシュミのタイプだそうな。

写真で見て区別しづらいほど似ているのなら、もうどっちでもいいんじゃないの? …と思われる方も少なくないでしょうけど、Fさんはどうやら、簡単には区別できない挑戦しがいのある相手だからこそ一層魅かれる、という境地にまで達しておられるようでした。さすがは専門知識を極めた人。単なる面食いな私とは、観点が違いますね、観点が! 👏

幼魚のうちは特徴がはっきり出ないことが多いので、この二種のメジロ系幼魚たちの同定も、

今後の成長を見守りながら時間をかけて行っていくつもりです。(水族館の方でもまだ同定できていないものと思われ、パネル紹介の画面にこの子たちの姿はありません。きっとパネル紹介より前に、一足早くFさんが種を特定することでしょう♪ 果たして彼等が本当は何者なのだか、皆様もお楽しみに (^_-)-☆)

お腹パツンパツンのマリオンちゃん(ドタブカ)

ところで、上の画像 👆 は、私がすっかり自分の娘のように思っている(大きくなると

マックス4m大にまでなる巨大な種ですが:汗)ドタブカのマリオンちゃんです。

……が、ご覧の通り、「妊娠しているの???」と思うほどお腹がパンパンに膨れておりますw

このワンショット、実は給餌の直後に撮ったものなんですよ (^^;)

ドタブカは日本の水族館では飼育例が少ない割に、比較的に水族館の水槽に馴染みやすい種だそうで、

このマリオンちゃんも、元気いっぱい泳ぎ回ってハツラツとしています。そして、与えられた餌をなかなかうまく口にできない不器用なシャリマーちゃん(クロトガリザメ)とは対照的に、給餌の時間になるとお腹がはち切れそうなほどモリモリと餌を食べるんです A^_^; 時には哀れなシャリマーちゃんを押しのけて、餌を脇からサッと奪い取ってしまう始末w 対するシャリマーちゃんの方はというと、他の来館者からも「あいつ、餌獲るの下手やな~w」なんて言われていました (´Д⊂ヽ マリオンちゃん、君はそろそろ要ダイエットな身だから、少しはシャリマーちゃんにも食べさせてあげてねーw …と言いたかったです、ハイ (^^;)

……とか何とか言いながら、

本音はそんなヤンチャなマリオンちゃんが、可愛くてたまらない冴紀であります ( ´艸`)

給餌のあとに、あからさまにお腹パツンパツンになった姿で、どこか満足げな顔をして

目の前に泳ぎ出てきたときには、思わず吹きましたが(笑) いくら何でも、食べすぎですw

それでは ここいらで、そんなマリオンちゃんやシャリマーちゃん、メジロ系ニューフェイスたちや我が愛しの

伊雑宮殿下(シロワニ)のいるサメだらけの水槽、スマスイの波の大水槽の動画を一つご覧いただきましょう▼

いかがでしたか~?

不鮮明な上に長~い動画ですが、

サメ好きにはたまらない楽園のような光景でしょう!?(≧▽≦)

そもそも私やFさんの好きなメジロ系の充実度が半端ない!!

これだから何度行っても飽きないんですよねー♪

── あ、先ほどからメジロザメ目の話題ばっかりですが、

今回は全然違ったタイプのサメもご紹介しますよ~(^_-)-☆

この日記最後を締めくくるのは、エイのような姿をした鮫、カスザメです▼

 

何度も言うように、サメに関しちゃ面食いな私は、どうしてもオーソドックスで「いかにもサメ!」という姿をしたメジロザメ系のサメに魅かれちなので、最初はこういうサメらしからぬ姿のサメには全然興味がありませんでした。「オオセとカスザメは完全に対象外だw」と。でもあるとき、このカスザメの目を覗き込んだ瞬間、「こ、こんな顔してたんだ!? やっぱりサメはサメだな~! 意外に目が可愛い!!」ということに気付き、思わず萌えてしまいました f^_^;

だって、ほら、見てくださいよ、この目! 👆

なかなかあどけない目をしているでしょう? (´艸`*)

あ、手前の小さい点が目で、その後ろのは噴水孔なので、お間違えなく! A^_^;

このカスザメたち、普段は全っ然動かなくて、砂の下にすっぽり隠れてしまっているので、姿を見る機会自体少ないのですが、今回はサメに対する観察眼抜群なFさんといたので、給餌の時間である夕方を狙って行けば、たまに泳いでいる姿を見ることができる、との耳より情報を得て、そのあたりの時間に行ってみたんです。するとご覧の通り、本当にカスザメが泳ぎ回る姿を見ることができました!!

しっかり動画にも撮ってきましたから、是非皆さんもご覧ください!!▼

── ね、ね?

すごいでしょう?(≧▽≦)

こんな姿、めったにお目にかかれません!! 🎉

そもそも、カスザメは殆どの時間を砂の下で隠れて過ごすので、

「え? スマスイへは何度か行ったけど、こんなヤツいたっけ???」という人も少なくないでしょう。

こんなに動き回るところは、私でさえ初めて見ました (*_*)

しかも、動画の後半では、すでに他のカスザメが潜っているところに

無理やりバタバタと潜ろうとする様子が映っていて、ちょっと笑えます(笑)

……いや、ちょっとどころか、間近にその様子を見ていた私とFさんは、もうその場で爆笑でした!

めちゃくちゃ面白かったよ~、カスザメ君!!

ユニークな芸(?)を、どうもありがとう!!

そして何よりも、何度も行ってよく知っているはずのスマスイを、

豊富な知識と有り余るほどのサメ愛で、何倍にも楽しませてくれたFさんに感謝!!

非常に濃厚で充実したスマスイ巡りができて、大いに勉強になったし、とにかくめちゃくちゃ楽しかった!!

本当に本当に ありがとう、Fさん!!

是非また一緒にスマスイの鮫探索に行きましょう!!

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※フォトアルバムはこちら▼

※ 私が独自に作成しているスマスイのサメ紹介ページ(ギャラリー)はこちら▼

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