お待たせしました~!!
先月半ばに行った志摩旅、鳥羽水日記のつづきにして、最後の締めくくりを担うのは、やっぱりこの子たち 👇
鮫ですよ、鮫!! (⋈◍>◡<◍)。✧♡
まずは、飼育している水族館が数限られているレアな深海鮫、癒し系のヒゲツノザメの模様をお届けしましょう♪
深海鮫に特有の大きな眼が印象的なこのヒゲツノ君は、スナメリや伊勢海老なども展示されている
「伊勢志摩の海、日本の海」のZONEにいます。つまり、意外と身近なところにいる鮫なんですよ (^_-)-☆
あまり鮫推しではない鳥羽水では、同ZONEの隅っこの方の水槽に追いやられていますが、
サメ好きの私にとっては、最大のハイライトです A^_^;
厳ついタカアシガニたちの間をノンビリゆったりと泳いでいる姿を、またまた動画に撮ってきました▼
いかがですか~?
変わらず元気そうで、安心感のある姿でしょう?
見る度少しずつ成長して大きくなってきた気もしますし、すっかりここの水槽に馴染んでいるみたいです。
願わくば、本来の住まいである深海で、この大きな眼がエメラルドグリーンに光る様子を見てみたいものですね♪
お次は、どこの水族館でも大抵グウグウ眠っている全然動かない鮫、ナヌカザメです(笑)▲
ヒゲツノザメほどではないけれど、本来は比較的に深いところに暮らす底生の深海鮫。
その割に、水族館でも長生きしがちな生命力&適応力の強い鮫の一種ですよね。
動きが殆どないので、見ていて面白い鮫の部類とは言えないけれど A^_^;、
身の危険を感じると海水を吸い込み全身をブヨブヨに膨らませて、身体を大きく見せることで威嚇したり、
特殊なレンズで見ると、実は緑色の蛍光色で光っていることが判明したりと、思わぬ特技を持つ面白い奴等です♪
この1月来館時には、そんなナヌカたちが産み付けた卵を発見!!
下の画像をご覧ください▼
「人魚の財布」とも称されるこの袋状の卵の中で、稚魚がすくすくと成長していくんですよね♪
それにしても、「人魚の財布」とはよく言ったものです。
鮫は例えば「カスザメ」とか「ヨゴレ」とか、何かと変な名前をつけられて雑な扱いを受けがちなので A^_^;、
生命に対する敬意をも感じられるこういう神秘的な命名・異名は、鮫ファンとしてはありがたいものです☆彡
名付けのセンスに座布団5枚!! ( ^^) _✦ 笑
ところで、以前にも少し触れたように、鳥羽水は堂々生物飼育数日本一を売りにしている水族館ではありますが、鮫に関しては特に力を入れている水族館ではありません。立地の良さから稀に入るイタチザメ(でも大抵短い命に終わるw)や、レアもののヒゲツノザメを除けば、他はどこの水族館でも見かける定番の鮫ばかりで、鮫水槽にしては小さめの水槽に、所狭しとぎゅうぎゅう詰めに泳がされている感じで、少し扱いが雑かなと。。。^_^;
それでもあえて、サメ好きの私がここを今年の初水族館に選び、しかも二日間に分けてまで
じっくり観に行ったのは、やはり今年のはじめに見た例の初夢「百本鮫の初夢」が最大の理由でした (^^;)
志摩地方に残る(伊雑宮にまつわる)七本鮫伝説を彷彿とさせる、あんなありがた~い初夢を見たからには、
ここはやっぱり志摩を代表する水族館の一つ、鳥羽水に棲まう鮫神様のような貫禄の持ち主、シロワニの琴海ちゃんにご挨拶に行っておくべきだろう、と思いまして(笑) ← アホすぎる?(^▽^;)
ここのシロワニ、琴海ちゃんは、本当に異質感満点で神々しい雰囲気を持っていて、いい意味で、今まで私が見てきたあらゆるシロワニの中で一番の強面です(笑) まさに、畏れと敬意をもって拝むべき海神白鰐命(わたつみのしろわにのみこと)、という感じで、ここいら一体の海の主のよう。。。✦
そしてそして!!
この2017年の最初にお会いする鮫として、ちゃんとご挨拶に行った甲斐があって、
今回はこの琴海ちゃんから、嬉しいサプライズがありました!! 🎉
まずは上の動画をご覧ください 👆
琴海ちゃんは普段、こんな感じで時計回りに泳いでいて、
これまではいつ行っても同じ角度からしか観られませんでした。
それが今回の来館時には、初めて一度だけ反時計回りの泳ぎを披露してくれたのです!! 👏
下の画像がその証拠写真です▼
予想外の一瞬の出来事だったので、カメラ越しに眺めるより、むしろ、しかとこの眼に焼き付けたいと思った私は、あえて数枚写真を撮ったのみで動画には収めず、あとはひたすら肉眼で眺めていました。じ~んと感動しながら、ありがた~い思いで ( ´艸`)
これは私にとっては、今回の志摩旅最大の収獲。
琴海ちゃんからの思いがけない贈り物でした 🎁 ✨
大げさに思われるかもしれませんが、琴海ちゃんは普段本っ当にお決まりの方向にしか泳がず、私の見る限り、その遊泳スピードも常に一定でゆっっったりとしていたので、これは琴海ちゃんには立派なアクロバット!! 単に一度反対方向に泳いだ、というだけでなく、その直前、「おやっ!???Σ(゚Д゚) ど、どうした???」と思うような動きで真っ直ぐ私の方へ向かってきて、水槽の壁面にぶつかる寸前のところで豪快にターンして(というか、身の一部やヒレが、一瞬ビタッと水槽に触れてました A^_^;)、すごい勢いで反時計回りに泳いでいったのです!!Σ(・ω・ノ)ノ
シーズンオフの平日だったため、この日も鳥羽水族館はガラガラの貸し切り状態で、このときこのシロワニ水槽のある「古代の海」のZONEにいたのは私一人。ちょうどその私のいるところへピンポイントで迫ってきて、海の中であれば水槽の代わりに私の顔面がヒレで叩かれていたであろう至近距離で間近にターンしてくれたのだから、「おおっ、これは琴海ちゃんからの挨拶返し! 私のためのアトラクションだ!!」と思わずにいられませんでした (#^.^#)
㊟ ただし!! 基本的には、サメが自分から迫ってきてこういう行為(身体の一部やヒレを相手に当てるなど)をするときは、相手が獲物や外敵ではないかどうかを探る様子見の行為、あるいは威嚇と思われるので、海の中でこういうことをされたら、皆さんは私のような都合のいい解釈をせず、一目散に陸を目指して逃げてくださいね(笑) それもなるべく落ち着いて、バシャバシャと無駄な水音を立てないように。シロワニは大型鮫の中では極めて大人しいことで有名で、人などもちろん食べませんが、あの鋭い歯の持ち主ですから、何かのきっかけで警戒されてしまった場合は、「触らぬ神に祟りなし」ということで、なるべく距離をおくべきなのです A^_^; 相手の警告をしっかり読み解くことで、自分のためにも相手のためにも不穏な事故を極力避ける。それが自然界に踏み入った者の最低限のマナーというものではないでしょうか。
……とは言え、
今回のこの琴海ちゃんのプチ・アトラクション(?)は、あくまで水槽越しのこと。
状況的に、何も逃げる必要はないのです(^^♪ おかげで都合のいい解釈のもと、
じっくりとその御姿を拝むことができました(笑) ←なにげにズルい鮫ファン ヾ(^▽^;)
琴海ちゃんの真意は知り得ませんが、
私にとっては、とにかく嬉しくて忘れがたいひと時で、いい思い出になりました ✨
どうもありがとう、琴海ちゃん!!(⋈◍>◡<◍)。✧♡
それでは 最後に、サメではないけどサメと名のつく古代魚、チョウザメの画像を
ご覧いただいて、今回の志摩旅・鳥羽水日記の締めくくりといたします (^_-)-☆
この水槽は実は、同じ「古代の海」のZONEの、シロワニ水槽のすぐ隣にあるんです。
つまり、琴海ちゃんのお隣さんたち。
左の隅でじっとしていたプックリとしたシロチョウザメが、
やたら癒し系のゆる~い顔をしていて、可愛かったですよ 💖
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※私が独自に作成した鳥羽水族館のサメ専用ページはこちら▼
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