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悠冴紀のコトバの欠片
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嵐の訪れ
狂風にうねる褐色の巨人群 地表に砕け散る鬼神の涙 モスグリーンの空には 世界を切り裂く白色の竜 その叫びは天地を揺さぶり 我等人類の深淵より 原始の心を呼び覚ます 絶え間ない動きとリズム 太古から続く生命のチューン 石化していた我等の魂に ...
悠冴紀
2016年5月9日


戦士の骸
極端すぎた改革 反乱の渦 人々はある日突然戦士になる 求める神の食い違い バラバラに砕け散った世界 脱落していく同志たち 我が手が殺めた敵兵たち 巻き添えを食らった民たち 辺り一面 死ばかり 戦火を浴びて破壊を繰り返し 戦う目的さえ忘れて血に飢える...
悠冴紀
2016年5月1日


時計を止めて……
音もなく降りしきる霧雨に 大気が霞み 近くにあるものさえ 遠く感じる 世界があなたを 失ったからだろうか あなたを想う人の数だけ 止まってしまった時計がある あなたが旅立ったあとも 時間は無慈悲に流れ続け 何事もなかったかのように ...
悠冴紀
2016年4月20日
RAIN
雨を受ける 雨傘をたたんで 両手を広げ グレーの空を仰いでいる 腕に 髪に 頬に 雨粒が弾ける 地球と共に雨を感じる 自然の恵みに潤っていく 両手をかざして舞っている 心地よい激しさで 打ち付けては流れゆく雨水に目を細め 全身で雨を受け容れる ...
悠冴紀
2016年4月13日


終わりのない夢
おじさんは星を見るのが好きだった 夜が来るといつも 星たちに微笑みかけていた 陽の光が優しく注がれる初春の午前 斜め前の家の中 おじさんは夢の世界から抜け出せなくなっていた 発見したのは 訪ねてきたおじさんの弟 窓ガラスを割って家の中へ ...
悠冴紀
2016年4月10日
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