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  • 悠冴紀

ダイヤモンド・リリー(咲くやこの花館)

更新日:2020年4月7日


上のスライドショーの画像群▲から、

てっきりリコリス日記シリーズの続きだろうと思ったそこのあなた、ハズレです(笑)

今回は、見た目は彼岸花そのもの、リコリスそっくりでも、実は属性の異なる別の花々の話題です♪

同じヒガンバナ科ではあるのですが、これらはすべてネリネ属という分類に入る花々です。

ヒガンバナ科リコリス属との大きな違いとして、球根部分に毒性がない、という点が挙げられます。(※リコリスにはすべて、リコリンというアルカロイド系の毒があります(^^;) ちょっと口に含むだけであの世行き、とかいう類いの強い毒性ではないので、さして危ないものではありませんが。)南アフリカ原産で、彼岸花よりも涼しい時期(10月~12月頃にかけて)に咲きます。また、一週間程度で枯れてしまうリコリス属の花々に比べて花もちが良く、3週間~1ヶ月程度咲いていたりするので、最近では園芸用・観賞用に人気が出てきて、ここ鶴見緑地の『咲くやこの花館』では、毎年10月半ば頃になると このネリネの花々の販売会や園芸講習などが催されています。

ダイアモンド・リリー(ネリネ)
咲くやこの花館のダイアモンド・リリー


ちなみにこのネリネ属の花々、近くでよく見ると花びらにラメ感があり、光をあてるとキラキラと輝くことから、『ダイヤモンド・リリー』というゴージャスな別名で呼ばれています。リコリスとは違うにしても、同じヒガンバナ科の兄弟分に当たるこんな花々に、この私が目をつけないはずもなく、お察しの通り、今回はこのダイヤモンド・リリーを第一目的として、鶴見緑地公園を再訪してきました♪

行ったのは10月11日。彼岸花を含む他のリコリスたちがとうに枯れてしまったあとです、ハイ。

いつもは屋外から順繰り見て回り、最後に温室や高山室などの屋内展示を見に来る私ですが、今回は真っ先にこのダイヤモンド・リリーが見たくて、『咲くやこの花館』に直行しました。

種類によっては、すでにピークを過ぎて萎れてしまっているものもありましたが、全体的には、ちょうど見ごろで満開でした♪ 密かな毒気が、人間でいうところの「翳のある人」みたいなニュアンスで滲み出る、私好みの妖艶なリコリスたちとは やはり少しニュアンスが異なり、毒気ゼロ感が見た目にもわかる可愛らしさ&華やかさでした°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖° 一年に一度だけ、たった一週間しか咲いていないリコリスたちがすっかり枯れてしまい、来年までまた丸一年待たねばならない私の心の隙を埋められるのは、やはりこのダイヤモンド・リリーだけ、という気がします。癒されました (#^^#)

心からありがとう、ネリネちゃんたち 💖 (人''▽`)☆

※ 今回撮影してきたダイヤモンド・リリー(ネリネ)のアルバムはこちら▼

もちろん、他にも色々と撮影してきましたよ~♪

温室で今更ながら蚊にさされながらも💢、身近では見られない珍しい植物たちを、ゆったりと眺めてきました✨

いやあ、やっぱり花や緑はいつ見てもいいですねー🌼 🌹

中でも、ここ『咲くやこの花館』でこの時期に見られる花々として、私が特に気に入っている(あるいは気になっている)のは、上のスライドショーに画像を載せている3種です 👆

カラスのような印象のあるコロコロとしたダークカラーの花、クロユリと、妖精のような印象のある碧いケシの花、そして彼岸花のように放射状に咲く華麗な黄胡蝶です!

まずはクロユリについて。本当なら春夏に咲く花のはずなんですが、確か以前もこれくらいの時期に、ケシやネリネと同じ高山植物のコーナーで見かけた憶えがあります (・・? 原産地が北海道や東北、アラスカやシベリアなど、平均気温の低いところのようなので、ここの高山室の今時分が、クロユリの開花にはちょうどいい環境なのかもしれませんね。

ちなみにこの花にも別名というか英語圏での愛称みたいなのがあって、チョコレート・リリーという可愛らしい名前がついています 🍫 何やら美味しそうな名前ですが、実はこの花、臭いを嗅いでみるとけっこう臭いことでも知られているんですよね (笑) 以前の日記で、その話題にチラと触れたことがあるんですが、皆様は憶えているでしょうか?▼ けっこう笑えるエピソードですよ (^^;)

ちょうど3年前の11月はじめですが、今見ると、この頃からすでに私の趣味のタイプがはっきり出ていて、今回のこの日記と同じ花々ばかりピックアップして載せていたんですね σ(^▽^;) クロユリと碧いケシ、眩しい美しさで私の目を釘付けにする黄胡蝶。そして、最後に思いがけず貴重な月下美人にお目にかかれたのも、今回と全く同じです☟

ただし3年前に見かけたときには、確か姫月下美人という小ぶりの品種だけだったように思います。

左下の画像↙のように、遠目に見ると線香花火のように見える可愛らしい月下美人です ( ´艸`)

今回はそれに加えて、けっこうなサイズの大輪の花を咲かせる 基本形の(?)月下美人も見られました!\(^_^)/

愛くるしい感じの姫月下美人もいいけど、やっぱりデカい方が優美さや気品が優っているような気がしますね!

トップクラスの正統派の美人女優を、間近に拝ませてもらったような気分???(笑)

……あるいは、天女にでも出会ったかのようなありがた~い気分、とでも表現すべきかな? (^^;)

とにかく、邪道好き、異端好きのヒネた私でも、洗われるような素直な思いで、うっとりと見惚れてしまいました 💖 ✨

でもね。やっぱり一捻りある変なものも、好きなんですよ、あたしゃ σ(^▽^;) なので最後に、こやつも載せておきました 👆 ハイ、またまた見つけてしまったんです、『シャーク・ティース』との異名(品種名)を持つハエトリソウ!

これはもう、ご縁というやつですな(笑) 六甲に次いでここでも巡り合えて、なんか無性に嬉しかったです (^^;)

ってか、そろそろ泳ぐ鮫たちにも会いにいかないと 禁断症状が出始める頃なので、己の危機を知らせる ある種のサインかもしれない、という気もしてきました :(;゙゚''ω゚''): こないだ風邪をひいて以来、なかなか体調が整わないため、長らく水族館の鮫々に会いに行っていないんですよねーw

 

※ 今回鶴見緑地で撮影してきた花々(ネリネ以外)のアルバムはこちら▼

さてさて、いつもパターンで

可愛いもの、美しいもの、面白いものを愛でたあとは、ご当地グルメの時間です(笑)▼

薪窯ピザの店『ピッチュ』のデリ

一見目ぼしいお食事処などなさそうに見える公園周辺ですが、実は「何故こんなところにこんなすごい絶品料理の店が?」という掘り出し物のお店が、探せばあるものなんですよね 😋 それが、これまでにも何度かブログ記事に載せてきた薪窯ピザの店ピッチュです。

過去日記参照:📝 ピッチュ (2016年4月来店)

       📝 鶴見緑地~チューリップ&桜

このピッチュ、しばらく来ない間に、いつの間にか営業形態が変わっていて、週末や連休はこれまで通りのレストラン形式なんですが、定休日(月曜・第一火曜)を除く週の前半は、デリ専用で15時からの営業という、何やら馴染みのない形式に。。。

「あのお店でデリ専用って、どういうこと? 週末には客席となるテーブルに、総菜専門店みたいにズラリと料理を並べているんだろうか??? でもあの絶品ピザをそういう形式にするのはもったいないというか、質が落ちてしまうのでは?💦」と、内心戸惑いつつ行ってみると、何のことはない。要は、その場でオーダーして、テイクアウトするだけのもの。もちろん、予約もできるので、待ち時間をなくしたい人や混雑しそうな時間に来店する人は、事前に電話でオーダーしておけばいいのです。

ここは他のどのお店とも比較にならないくらい料理のレベルが高く、焼き立てホヤホヤのものをその場で味わわせてもらうことに慣れていたので、「あそこまでのレベルのピザは、冷めたらもったいない!」なんて思っていましたが、よく考えたら、ピザというもの自体はデリバリー形式の店が世に溢れかえっていて、テイクアウトすることに違和感を覚えることの方がズレているかも……と、ふと気づきました σ(^▽^;) まあ、それだけここのピザが、ファーストフード的なジャンキーさとは無縁の活きた味わい&食感で、一般的に言うピザとは別格だということです、ハイ。

ミートパイの断面

でも内心少しばかり不安な思いで、「お気に入りのあの店が一体どう変化したのだか、ためしに一度見に行ってみるか」というノリで来店した今回は、なんとピザをオーダーせず、サイドメニューだけをテイクアウトしてしまいました 💦 この日は友人と誘い合わせることもなく、独りで鶴見緑地に行っていた上に、相方は出張中でご飯の要らない日でした。しかも来店時間は開店とほぼ同時の15時頃。昼でも夜でもない、おやつの時間です(笑)

そんなわけで、日頃から1日2食しか食べていない私が、一人でいきなり大きなピザをテイクアウトして帰るのは、ちょっと厳しい状況だったんですw それに、今回どうしてもテイクアウトしたい気になるメニューが一つありまして、それが上の画像 👆 のミートパイでした。デリ・メニューの中の人気ナンバーワンとのことですが、ボリュームの見当がつかなかったので、これに加えて更にピザも、となると、かなりな量になるだろうな、と……(;^_^A

薪窯ピザの専門店だというのに、ピザとミートパイを天びんにかけて、ミートパイを選んでしまったこの私。。。 やっぱりピザもオーダーすれば良かった💨 と感じたのは、この選択が失敗だったからではありません。この店はやはり、サイドメニューまで絶品揃いでハズレなし!! そこらのパン屋さんのミートパイとは明らかに格の異なる、これまでの人生で一番美味しいミートパイと言って過言でないほどジューシーな味わいの絶品ミートパイでした 👍 ミートパイにしてはそこそこデカい方だったのに、美味しすぎて、食べ終えると同時にかえって食欲が増し、ピザをプラスしても余裕で食べられたかもしれないと思えてきたのです 💦 このところイマイチ食欲がなく、食べる量が減っていたはずなのに、ですよ!??(@_@;)

ピッチュの威力、おそるべし!!

しかも、このお店は野菜メニューがこれまた目から鱗の美味しさで、他のどのお店でも味わえない絶妙~なシャキシャキ感で、素材本来の良さを堪能できるんです! テイクアウトのサラダが一皿千円って、普通に考えたらかなり高い値段設定なんですが、私はここの野菜メニューの実力も前々から知っていたので、迷わず野菜サラダもつけてもらいました。「そうそう、この味、この食感! これでこそピッチュだ!!」と、サラダでこれまたテンションが上がり、「やっぱりこの美味しさならいくらでも食べられる~(>_<)!!」と、メインのピザがない寂しさがこみ上げてきたのでした (^^;) ピザに代わるものとして、ピザよりはボリュームの落ちるキッシュも持ち帰っていたというのに、全部別腹感覚でペロッと平らげてしまいましたw

やはりピッチュの絶品料理の数々は、デリ形式だろうが何だろうが、妥協ゼロの罪な美味しさでした (>_<)

もう最強レベルw

次は絶対にピザも頼むぞ~!!!💪 (* ̄0 ̄)/

ところで、いつもならグルメ・ネタで締めくくる私ですが、今日は一つオマケがあります。

上の画像 👆 をご覧ください。

このゴージャスな花束は、なんと従姉から私宛に届いたダイアモンド・リリーの切り花です!\(◎o◎)/

この前、久々~に三宮の鮫BAR『GRAND SHARK』に行って、酒豪の従姉と二人でシャンパンやらウィスキーやらをチャンポンしまくったときに、リコリスやダイアモンド・リリーの話をあれこれと力説してきたのですが、その数日後、いきなりこれが届いて仰天しました (*_*; なんと豪快な贈り物!! あの従姉らしいというか何というか……(笑) 活きたシャンデリアが届いた!!という印象でしたね(笑)

我が家のダイアモンド・リリー(ネリネ)

うちにはこのゴージャスな花束を飾るだけのデカい壺がなくて、やむなくはじめは2Lペットボトルの上部を切って花瓶代わりにしていましたが、そのうちふと閃いて、ここに載せているようなブルーの陶器ボトルを一輪挿しとして使用することにしました。


これ、実は私のお気に入りの赤ワイン、ワイン発祥の地と言われているジョージア(旧グルジア)産のサペラヴィ種のワインが入っていたボトルなんです。クレオパトラや楊貴妃にも愛飲されたというジョージア・ワインは、伝統的にこういう趣のある陶器のボトルに収められてきました。(特に、クヴェヴリと呼ばれる丸っこい形の壺は、世界遺産製法の陶器ボトルです。そして中身のワイン自体は、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている伝統的な独自製法で醸造されています。)

少し萎れてきたネリネちゃん

一つ一つ手焼きされたこの陶器ボトルだけでも、価値の高いものだと思いますが、ワインも入ってこの値段!??とビックリするほど、意外とお手頃価格で入手できるんですよ?(笑) 私は最近になって、他のジョージア陶器も集めてやろうと、赤白様々なジョージアワインを

計5種類も買い揃えてしまいました (^^;) もちろん、第一目的は中身の方なので、単なるパケ買い状態ではなく、自分好みの辛口や重口を選びに選んで購入しましたが。

そんな中でも、一番一輪挿しにぴったりかなと思うのが、このブルーの優美な陶器ボトル。このボトルのワインだけは、前々から愛飲していたので、うちに何本か空のボトルのストックがありました。

いかがでしょうか?

ピンクの花に水色の花瓶というのも、ちと色あいが不釣合いな気もしますが、骨董品のような渋みのある陶器ですから、まあ好しとしてください m(_ _)m

そんなこんなで、ネリネ三昧な冴紀でした~(@^^)/~~

(追記:台風21号の影響で、鶴見緑地公園の山のエリアは未だ殆どが立入禁止状態で、踏み入ることが許されているのはほんの一部です。私が来園したこの日にいたっては、山のエリアが全面閉鎖していたので、私が見られたのも『咲くやこの花館』の中と、そこに至るまでの遊歩道沿いの花々だけでした。)

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