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悠冴紀のコトバの欠片
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詩『それでも我等は・・・・・・』
我等は多くの主張を生み出し 多くの主張の亡骸を見る それでも我等は生きている それでも我等は生きていく 我等は何かを求めて闘って 求めた何かに裏切られる それでも我等は生きている それでも我等は生きていく 怒りと嘆き 絶望と虚脱 ...
悠冴紀
2019年8月10日
閲覧数:13回


事実と真実~Fact&Truth
一つの事実
人の数だけ存在する真実
事実がはじめに滑り出し
その後を
生まれたての真実たちが駆けていく
色違いの真実
形違いの真実
認識次第で異なる事実の化身
優も劣も無いけれど
不当な天秤にかけられる
白も黒も無いけれど
『倫理』に『道徳』に裁かれる
やがて一つが多数決
悠冴紀
2019年7月15日
閲覧数:33回


風の泉
ライン川のほとりで 人知れず傷付いた足を癒すライオンを見た ナイル川のほとりで 人知れず涙を拭う隼を見た ボルガ川のほとりで 人知れず疲れた翼を休める鷲を見た 望んだ勝利を得た果てに 「独り」という代償の重みを知り 目指した理想の向こう側に ...
悠冴紀
2019年2月2日
閲覧数:29回


詩『私の中のラグナロク』
貴女は私のすべてだった 過去の私にとってのすべて 家族愛に恵まれなかった私の 家族代理 導く者を得なかった私の 教育者代理 欠落の多い私の半身を担う 自己代理 すべてを共有できた 絶対の親友 貴女一人いれば 他には誰も要らなかった 〝貴女に愛される人間〟を目指し...
悠冴紀
2018年12月28日
閲覧数:25回


Rebirth
雪化粧を解いた露わな大地
氷を割りしだいた碧い大河
深い眠りから今
目が覚めた
己の鼓動に耳を傾け
内なる泉の脈を聞く
銀盤の空を仰ぎ見て
濃緑の翼を背中に開く
迸る飛沫は何のためだったか
ようやく記憶が戻ってきた……
悠冴紀
2017年3月4日
閲覧数:28回
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